職場を幸せにするメガネをかけてみよう

いつもありがとうございます、キヨです。
お陰さまで今年、弊社は創業10年目を迎え、多くの活動の場をいただいております。
女性活躍とダイバーシティ、両輪の推進に携われていることに感謝致します。

これまでを振り返り、今回の記事は「5周年記念セミナー」にご登壇いただいた「はたらくを、もっと豊かに。」をキャッチコピーに大躍進されている企業で現役の経理部長でもある小林嘉男さんをフィーチャーさせていただきます。

本日の一冊 : 『職場を幸せにするメガネ』 小林嘉男 著

本のタイトルにある「メガネ」とは何か?
著者である小林さんはこう記しています。

アドラーは、
「世の中に真実などない。あるのは主観的な解釈だけだ」と唱えました。
そして、そのことを端的にわかりやすく伝えるために
「誰もが自分だけのメガネを通してモノを見ているのだ」と言いました。
人間は誰もが、「認知のメガネ」をかけて「主観的な解釈」をしているーーー
この考え方を「認知論」と呼びます。

この前提を元に、さらに以下のように綴っています。

私たちはありとあらゆる物事に対して、「認知のメガネ」をかけて見ています。
スポーツに対して、自分の親に対して、家を持つことに対して、結婚制度に対して、
自分の上司に対して、政治に対して、最近のテレビ番組に対して、自分の部下に
対して、満員電車に対して、コンビニスイーツに対して・・・・・。
常に膨大な数のメガネを持ち歩き、物事に応じてさっとメガネをかけ替え、
物事を見ている・・・・・そんなイメージです。

なかでも、あなたの「ずっと信じてきたこと」や「かたくなに信じていること」は、
特にお気に入りのメガネです。
そのため、あなたはとても頻繁に、そのメガネをかけたがります。

では、その見えないメガネをかけ替えることは可能なのでしょうか?
可能です。
それにはまず、今かけているメガネの存在を知ることからです。
そして、そのメガネがどのような影響を及ぼしているかに気づくことです

自分が都合よく、「見たいものを見たいように見るため」の認知のメガネ。

それを自覚し、目の前で起こった出来事をどれだけ客観的に把握するか・・・
リーダーと呼ばれる人ほど、これをどのように実践するかが問われます。

 

本の後半は、“「幸せ職場」のつくり方”について書かれています。

実際にどのように幸せな職場をつくっていけばよいのかを考えていきましょう。
私は、組織の共同体感覚を強めていくための適切なステップがあると考えています。

ステップ1 = リーダーとしての想いを明確にする
ステップ2 = 組織として大切にすることを共有する
ステップ3 = お互いを知り、信頼関係を構築する
ステップ4 = 動き出す仕組みをつくる

ご自身が実践してきたことを、4つのステップに沿って、
事例や問いを交え、とても具体的に教えてくれています。

一人でも部下を持つリーダーや親の皆さまに、勇気を与えてくれるお勧めの一冊です。

職場を幸せにするメガネ 〜アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント〜

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