評価と承認

何気なく自分が使っている言葉によって自分自身の人生の方向性が決まっている・・・。
ということを実感する今日この頃。

みなさんも、普段自分が使っている言葉の用い方によって自分の人生を左右させていることがあるかもしれません。

たとえば「評価」について

私は、基本、評価とは
「他者が何らかの基準に則ってするもの」と考えていますが
世の中には
「自分が、自分の価値観に則ってするもの」と考え、それを主張する人もいる…ということを、
管理側、従業員側、双方の立場のお悩みを聴く機会に、しみじみと実感します。

果たして、なぜ、そのような現象が・・・と考えてみると、
いつの頃からか人事評価の中に「自己評価」を企業人事に取り入れる流れがあり、
本来、プラス他己評価(他者から見る自分、他者が捉えた自分の在り方)や
多面評価がマストであることを忘れ、自己評価のみで終わっている被評価者がいる
・・・ということなんだなと思い至りました。

悪気なく、「自分は頑張った」「自分的にはこんな結果を得た」という「自己評価」だけでも、
会社の期待する成果や成長を遂げていれば問題ないですが、往々にして、成し遂げていないことが多いです。

なぜならば、多様性の時代、自然の摂理として、スーパー能力者でない限り
「自分の物差しだけで突っ走って利益貢献」を実現することは、困難だからです。

社員が自己評価できる機会を持つことは、
主体的な言動を引き出すことに一役買っているのかもしれませんが、

必ずセットで

「上司」や「メンバー」「顧客」そして「他者からの期待に対する結果」から見えるものとは?を本人に考慮してもらう機会を作ること

・・・が大事です。

また、「自己評価が高い人は、加えて他者承認の欲求が高い」
ということも、お悩み相談で多いと感じる事象です。

そもそも承認欲求とは? 以下、組織学者太田肇先生の言葉を引用させていただきます。
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承認欲求とは、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求である。

尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされる。
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上司研修でも「部下に承認メッセージを」とかWoomaxでも言っちゃってますが、
これからは、併せて「低次の尊重レベル」に留まらないアプローチが必須で、
承認欲求=他者からの承認だけではないことを意識していただきたいと強く思います。

「言わずもがな」に隠れている背景を表出し、適切な言語にしていくことで行動が変わる。

このように仮定すれば、シンプルに、
人事における「評価」と「承認」この2つの言葉の用い方については、

自己評価ではなく他者評価(他己評価・多面評価)を受け、それを分析し
他者承認を求めるだけではなく、自己承認で自分への信頼感を高める

と、一人ひとりが意識するだけで、割と自分も周囲もHAPPYになるのでは…と思います。

 

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