育児休業をとる男性はどれだけいるのか?
10月19日は何の日?
さて、今週の10月19日は何の日かご存知でしょうか?
実は10(トウサン=父さん)19(イクジ=育児)の語呂合わせで
「イクメンの日」
とされているのです。(もちろん公式ではありませんが)
「イクメン」という言葉が、2010年の新語・流行語大賞にトップ10入りしてから約10年が経ち、イクメンという言葉は広まりました。
「イクメン」という言葉を嫌がる人もいたり、賛否両論でもありますが、言葉の広がりに伴って子育てに深く関わる父親は本当に増えたのでしょうか?
育児といえば、育児休業制度、いわゆる“育休”が挙げられるかと思います。
「育児休業制度」とは、原則として子どもが1歳になるまで会社に申請をすれば休みをとれる制度です。
当然、男性も制度を利用する事が可能です。
しかし、イクメンという言葉が使われいる現代で、男性の育休取得はなんとたったの6.16%なのです。
(厚生労働省が今年の6月に発表「2018年度雇用均等基本調査(速報版)」)
女性の育休取得82.2%で推進している一方で、男女の取得に大きな差があることがわかります。
厚生労働省が三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託した調査(「平成30年度仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査平成30年度仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査」)を見てみると
「会社で育児休業制度が整備されていなかった」
「職場が育児休業制度を取得しづらい雰囲気だった」
「残業が多い等、業務が繁忙であった」
などの理由が上位になっています。
大企業では育休100%取得可能という企業もありますが、まだ整備されていない中小企業もあります。
男性が育休を取得しやすくなるためには、他の社員から理解を得ることができるよう、企業の方針として積極的に男性の育休取得を推進していくのが望ましいと思います。
「ぜひ男性も育休も取るべき」という話を、経営トップが社員にきちんとする事が大切なのだと考えます。
そして、話をするときは部署の人たちがほぼそろっていることが重要です。
「社長からそういわれたから、仕方ない」
というような状況を作るのがベストではないでしょうか。
男性の育児への参加については、女性が活躍する上でも大きなポイントです。
男性の育休が風習化、もっと言うと義務化されるくらいの環境を提供ができれば、より一層女性の活躍の機会が増えるのではないのでしょうか。
編集後記
将来的には「イクメン」という言葉が死語になっていて
「ああ、なんかそんな時代もあったね」
と言われるくらい、男性の育休が当たり前になっている社会にしていけたらいいと思います!
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