働き方改革による老若男女のメリット/デメリット【Woomaxブログ】
マイナビは、
働き方改革によって個人が感じているメリット/デメリットを調査しました。
調査対象は男性262名、女性54名からなる計316名です。
同じ対象者に
「メリットは何か」「デメリットは何か」を問う2つの調査を
別々に行っています。
その結果、
「メリットを感じている」75.3%、「感じていない」24.7%、
「デメリットを感じている」58.2%、「感じていない」41.8%となっています。
メリットもデメリットも感じている人、
どちらか一方を感じている人さまざまいるようですが、
「メリットを感じている」人が約4人中3人(75.3%)と高い割合が出ています。
対象者の職場で実践されている働き方改革は、多い順に次の通りです。
「有給休暇取得の促進」(71.2%)
「時間外労働(残業)の上限規制」(45.3%)
「ノー残業デーの制定」(41.1%)
「時短勤務などのフレックス勤務制導入」(25.9%)
「定年の延長」(23.1%)
それぞれの働き方改革施策によって
どんなメリットまたはデメリットを感じているか、一部抜粋してご紹介します。
■「有給休暇取得の促進」
<メリット>
- 「普段は行けない役所や銀行窓口に行ける」
(37歳女性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連) - 「皆が仕事の幅を広げて、フォローしながら仕事ができるようになった」
(41歳男性/住宅・建材・エクステリア/技能工・運輸・設備関連)
<デメリット>
- 「労働日が減ると、その分生産性が落ちる」(54歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
- 「社員間の意思の疎通やチームワークが低下した気がする」(60歳男性/サービス/専門職関連)
■「時間外労働(残業)の上限規制」
<メリット>
- 「上司や同僚に気兼ねなく定時退社して、私生活の充実が図れた」
(58歳男性/その他金融/営業関連)
<デメリット>
- 「サービス残業とサービス有給出勤が増えて、本末転倒!
労働時間は同じで残業代が減り、建前上の有給が消化される」
(48歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
■「ノー残業デーの制定」
<メリット>
- 「比較的意味のない残業がほとんどなくなった。定時退社することへの理解も深まった」
(50歳男性/ソフトウェア・情報処理/営業関連) - 「子どもがいるので助かる」(28歳女性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
<デメリット>
- 「残業が全くなくなったことによる収入減」
(41歳男性/教育/専門職関連) - 「仕事量は減っていないのに残業できなかったら、持って帰ってしなければならない」
(55歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)
■「時短勤務などのフレックス勤務制導入」
<メリット>
- 「在宅勤務やフレックス制の導入により、働きやすくなり、仕事のメリハリがつきやすくなった」
(60歳男性/サービス/専門職関連) - 「フレックス制度で時差出勤して通勤が楽になる」
(57歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)
<デメリット>
- 「顔を合わせる必要がある業務活動の調整が難しくなっている」
(52歳男性/半導体・電子・電気機器/メカトロ関連技術職)
■「定年の延長」
<メリット>
- 「年金が60歳からもらえないため、60歳定年だと生活できない」
(66歳男性/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連)
<デメリット>
- 「今までは年功序列の賃金に重きを置かれていたが、それが少しずつ変わってきた。
若いうちはもっと素早く対応できただろうが、年齢を重ねるとなかなか大変」
(34歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
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