日経WOMAN調査『女性が活躍する会社BEST100』が発表【Woomaxブログ】

日経WOMANにて2019年版『女性が活躍する会社BEST100』が発表されました。
同ランキングは、日経BPコンサルティングが調査を実施し
538社からの回答をもとに、
「働きがい」と「働きやすさ」の2つの観点から

  1. 管理職登用度
  2. 女性活躍推進度
  3. ワークライフバランス度
  4. ダイバーシティ推進度

の4つの指標でスコアを測定し採点したそうです。

まず総合ランキングBEST10は次の通り。

昨年は総合5位だった花王グループが1位となりました。
同社では女性正社員の54%が既婚者で、45%が子どもがいます。
90年代から注力してきた育児支援制度が働きやすさに繋がり、
産後も多くの女性社員が活躍しているようです。
また、18年にグループ会社2社で女性社長が、
19年には女性の監査役と社外取締役が就任しました。
今後ますます女性の活躍の場が広げられることも期待できますね。

続いて、管理職登用度ランキングです。

1位の日本アイ・ビー・エムでは、役員が社員に個別指導を行う
「スポンサーシッププログラム」があるそうです。
これにより女性役員比率が16%まで上がり、
過去最高の41人が就任しています。

3位の高島屋は、18年に女性管理職比率30%を達成し、
20年までに35%達成を目指しています。

女性活用の選任組織の有無や、女性社員向けの研修制度などで測定された
女性活躍推進度ランキングは以下の通りです。

3位の損害保険ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和損害保険、ファーストリテイリングは同率だそうです。

1位の三井住友海上火災保険では、階層別の女性管理職養成研修が充実しています。
2位の大和証券グループでは、05年から女性活躍推進チームを立ち上げ、
18年には女性管理職がチーム発足時から約5倍の494人にまで増えたそうです。

ワークライフバランス度ランキングはこちら。

今回、調査に回答した全企業の一人当たりの年間総労働時間は1973.5時間で、
昨年から3.4時間の削減が見られたそうです。

1位の日本生命保険は、全従業員が「15分削減運動」を実施しています。
2位の住友生命保険は、18年からパソコンの強制シャットダウン時刻を
それまでより30分前倒しし、19時30分に設定しているそうです。
3位の明治安田生命は、テレワークを導入し
現在は本社、支社、出向者、派遣社員、留学者まで対象を広げています。

最後にダイバーシティ推進度ランキングです。

総合1位も獲得した花王グループと
同率1位に並んだNECでは、
正社員の平均年齢および平均勤続年数において男女差がほとんどなく、
男女平等が実現されているといえます。
新卒社員の入社3年後の定着率も92%と高いそうで、働きやすさが窺えます。

調査ランキングの詳細は、日経WOMAN本誌をご覧ください。

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