なでしこ銘柄に7年連続で選定された東急の取り組み【Woomaxブログ】

平成30年度のなでしこ銘柄が発表されました。
なでしこ銘柄は、
(1)女性活躍推進法に基づく行動計画を策定している
(従業員数 300 人以下の企業を除く)
(2)厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」に
「女性管理職比率」を開示している
ことに加え、今回から新たに
(3)社内・社外を問わず、女性取締役が 1 名以上いる
ことを要件にスクリーニングされ、
さらに女性活躍度調査のスコアリング結果に、
財務指標(ROE)による加点を経て、選定されています。

同銘柄が始まった平成24年度から
東京急行電鉄㈱が唯一、7年連続で選定されました。

今年、特に評価されたポイントは
・勤務時間、場所を選択できる制度「スマートチョイス」の推進
・2017年度の男性社員の育休取得率52%
・大手民間鉄道11社で、配偶者の転勤や育児などライフイベントで
就労継続困難な社員を相互に受け入れるスキーム「民鉄キャリアトレイン」を主導して発足
だそうです。

同社の「ダイバーシティへの取り組み」に関するHPを拝見すると、
行動計画、取り組みや人事評価の方式まで
目標・内容・成果が
データや数値で詳細に公表されています。

これまでの取り組みでも興味深いものが多数ありますが、
2つご紹介させていただきます。

ひとつは、駅係員・乗務員の業務に就いていた女性社員が妊娠した際、
本社勤務ができる施策を行っているそうです。
それまでは妊娠した女性駅係員・乗務員は
身体的な負担を軽減するために、現場で補助的な業務に切り替えていたそうですが
2014年からは本社への配置を可能にしたとのこと。
該当する女性社員は未経験の業務に就くことになるものの、
活躍する社員が多く、周囲の本社勤務の社員からも歓迎されているそうです。
将来のキャリアの選択肢を広げることにも繋がりますね。

二つ目は、「職場復帰セミナー」と「イクメンセミナー」が
“同時開催”されています。
それも社員の配偶者もそろって、社内外を問わず夫婦で参加できるそうです。
非常に珍しい取り組みだとお見受けしました。
仕事や会社について家庭で話し合ったり、
理解を深めるきっかけにもなりますね。

他にも同HPで様々な取り組みが紹介されています。
ぜひ参考にされてみてください。

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