つぶやきの力 ホ・オポノポノ
「すみません」を「ありがとう」に
「これ、お忘れですよね」と忘れた物を手渡されたとき、また、「何階ですか?」とエレベーターのボタンを押してもらったとき、お店で料理が運ばれてきたとき、席をゆずられたとき、思いがけずプレゼントをもらったとき、こんな場面であなたからのひと言は何ですか?
「すみません」ではないでしょうか。
すみません(済み・澄みません)、相手に失礼なことをして自分の心が澄まないという意味だそうです。「すみません」って言うほうは気軽に言いますが、言われると「悪いと思わせてしまった」と逆にすみませんって言いたくなるときがありますよね。
誰かに感謝を伝えるのであれば、もっと「ありがとう」を使うことをおすすめします。
つぶやきはその人そのもの
言葉の大切さは、ラルフ・ワルド・エマーソンの名言「明けても暮れても考えている事柄、それがその人なのだ」が教えてくれています。一日中考えていること、つまり「つぶやいている言葉」こそ、その人そのものであるというものです。
私たちは一日中ずっとつぶやいているそうです。たしかに頭の中でブツブツ言っています。そのつぶやきで自分が作られているとすれば、考えてみる価値があります。
「ありがとう」と、よくつぶやけば、感謝の人
「運がいい」と、よくつぶやけば、幸運の人
「無理だ」と、よくつぶやけば、あきらめの人
「ムカつく」と、よくつぶやけば、怒りの人
そんな人になるのではないでしょうか。
ホ・オポノポノ
自分が何をつぶやくかを大切にして、これまでも言葉を選んでいたつもりでしたが、シンプルでとても簡単な方法に出会いましたので、今回はぜひ「ホ・オポノポノ」をおすすめしたいと思います。
ネイティブハワイアンが古くから用いてきた問題解決法が「ホ・オポノポノ」です。現代になり、ハワイ伝統医療のスペシャリストである故モナ・ナラマク・シメオナ女史が発展させ、さらに、イハレアカラ・ヒューレン博士が医療現場で劇的な効果をあげ一躍有名になりました。(『豊かに成功するホ・オポノポノ』)
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「許してください」
「愛しています」
この4つの言葉をつぶやくだけという本当にシンプルなもので、決まったやり方があるわけでもなく、ただ心の中でつぶやくだけです。
心を軽やかに
この4つの言葉は、過去の情報をクリーニングしてくれる効果があるそうなのですが、クリーニングできているかどうかはともかく、なんだか心が軽くなるから不思議です。具体的に何かをするわけでもないのに、自分だけでなく周囲まで穏やかになった(ような)気がします。
これまでも「ありがとう」、「愛しています」はよくつぶやいていたつもりですが、「ごめんなさい」、「許してください」は新鮮でした。私には、特に効果があるように思え、もしかすると、「自分のしていることは正しい、非はない」と無意識に傲慢になっていた面があったかもしれないと反省しました。
人によっては「愛しています」がピンときたり、「ありがとう」だったり、中にはどれもあまりピンとこない人も。
毎日のつぶやきもモチベーションのヒントになります。