なるほど!
4月も第二週が終わり、新入社員のビジネスマナー研修は終わり
来週からは、新入社員を迎えるOJT研修(ブラザー・シスター研修、トレーナー研修)
その上司研修などが始まります。
新入社員と一口に言っても各社いろいろ個性が違います
先日、日本生産性本部が発表した2015年の新入社員のタイプは「消せるボールペン型」
見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。
見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)。
という特徴とのこと。
毎年毎年これ考える方大変だな・・・(´・ω・`)と思いを馳せつつ
私の印象は、「言葉や意図の〝理解”は早いな~」
でも、「(わかる=できる)の思い込みも激しいな~」
・・・でした。
私が今年、特に伝えたことは
上司からミスを指摘されているときに「なるほど!」と相槌を打つな。
です。
現場の先輩や上司の皆様から、「適切な敬語の習得」については、
ビジネスマナー研修での依頼事項の上位なわけですが、
一番「萎える」瞬間といえば?の問いに「あるある」が多いのは
ミスを指摘している最中、もしくは仕事の指示をしている最中に
部下から見下ろされて「なるほど!」と言われた時・・・です。
想像してみてください。
上司は席に座って、部下が立っている状態で、上司からミスを指摘されて
上から見下ろす形で一番最初に出ることばが「なるほど~!」
新人に悪気はないし、なるほどの相槌を不快に思わない上司もいるかもしれませんが、
話す側が「なるほど!」とつい口走るのは、矢印が自分だから出る反応だと私は解きます。
もしも相手矢印(上司に敬意を持つ)(上司に感謝の心がある)ならば
いきなり「なるほど!」にはならない。もしくは「なるほど!」に間をあけず、直ぐに
「ありがとうございます!」もしくは「申し訳ございませんでした!」が出るはずです。
ビジネスマナー研修で、名刺交換やお辞儀、そのほかのワークの最中も
質問されて私が答えると「なるほど!」の連発。
顕在意識では、なるほどNGの意図を理解し、講師に敬意を持っているであろうとは思いますが
時が経つと「なるほど!」そのたびに指摘していくと「ヤバい!」ではなく「あれ!?」という
表情をする点などからも無意識下の言動であることがうかがえる。
私からのアドバイスとしては習慣化した潜在意識の「なるほど!」に抗うには
同期同士の会話や家族、普段の会話の中でも「なるほど!」の代わりに
「おっしゃる通りです。」を流行らせること。
一種のゲームだと思って語彙を増やしていくことが大事ですね。
新入社員のうちに敬語を美しく話せるようになればあとはラクですし
自分に対して上司や先輩により良い印象を持ってほしければ、
あとは、やるか、やらないかで道は分かれます。
一つでも継続する何かを持ち帰ってくれたらいいなあといつも思っています。