個人の問題で終わらせず、組織として改善を図る【Woomaxブログ】
日本航空は、社内の研修施設に
パイロットの飲酒問題に関するパネル展示を始めました。
一般の方も見学できますが、
基本的には同社グループの社員向けで
過去の反省を「教訓」として生かすことが目的です。
パイロットの飲酒問題が発覚した昨年当初は、
社内外で「(パイロット)個人の問題」として見られていましたが、
同社はこれを「個人の問題ではなく『安全の問題』」と捉え、
今回の展示に至ったそうです。
“誰か”に責任追及をして、処分を以って解決とみなすのではなく
起きた“事実”から目を背けず、組織として向き合い
二度と繰り返さないための改善を図る姿勢が見て取れます。
こうした啓発は、
安全の問題、飲酒問題からの教訓そのものだけでなく
臭い物に蓋をして終わらせない会社のあり方も
社内に伝わるだろうと思います。
展示は、一連の問題に関する経緯や行政処分、改善策のほか
1985年の日航機墜落事故、世界各地での航空機事故や
過去に自社が受けた事業改善命令に関するものもあるそうです。
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