大企業からベンチャー企業への「レンタル移籍」サービス【Woomaxブログ】

ダイバーシティ、女性活躍や生産性向上が重視されている昨今、
そもそもそれらの先に何を目指しているのでしょうか。
一つに、企業は「イノベーション=改革」を生み
自社の事業や持続性を強化したい狙いがあります。

しかし慣習や固定観念を取り払うのが難しく
新しく何かを生み出すイノベーションが起きにくいと感じていないでしょうか。
大企業ほどそうした課題を抱えているかもしれません。

そんな企業を助ける「レンタル移籍」サービスをご存知でしょうか。
株式会社ローンディールは、
大企業からスタートアップ企業やベンチャー企業に
一定期間、人材を送り込みメンターとして伴走する事業を行っています。

ただ大企業とベンチャー企業を繋げてマッチングするだけでなく、
移籍する社員の新規開発力や実行力を高めることにも注力しています。

まず、企業から選抜された移籍する社員自身が
「社命に従って行く」のではなく
「自発的に」移籍を希望しなければならないそうです。
そのような熱意がないと、移籍経験後に自社に戻って
新しいことを始めるに至らない可能性があるからです。

ローンディールは、よりフィットするベンチャー企業の選定も然り
ベンチャー側の人材育成力も厳しく見極めているそうです。

綿密に移籍先や育成能力を検討した末、
「移籍者」が一人で
ベンチャーの経営者にプレゼンテーションを行い
マッチングの結果が出るそうです。

移籍中、移籍後も
社員とローンディールは定期的に1on1ミーティングなどを重ねます。
社員には『大企業の看板がなくなり、本当の実力が問われる』と言います。

実際に移籍した経験者は「人生が変わった」と話し、
送り出した企業からは「人が変化する瞬間を初めて見た」との話もあったそうです。

もともとローンディールの原田未来社長が
この事業を思い付いたのは、自身の経験から
「大企業に在籍していると、辞めないとベンチャー経験が積めない」ことに
疑問を感じたからだそうです。

企業側も特に最近は、社員に多様な経験を積んでほしいと思いながらも
出向先に偏りがあったり
副業解禁には抵抗がある組織も多いのではないでしょうか。

また、最近の若手人材は転職前提で就職していると言われていますが
特に大企業に入社した社員の中には
長期的にキャリアを考えて「ベンチャーから大企業に転職するのは難しいけど
大企業からベンチャーへなら比較的転職しやすいだろうから
先に大企業に就職する」ことを選択した人が少なからずいると思います。

人材の離職を防ぎ、全く違う環境でゼロから何かを生み出す
イノベーション力を社員に培ってもらうには、
このようなサービスも適しているかもしれません。

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