人材戦略の情報開示が求められている理由【Woomaxブログ】
人材育成に関する情報開示が重視されるようになってきています。
これまでWoomaxブログでも、
情報開示によって採用が有利に働くというお話を
何度かお伝えしてきましたが、
別の理由で投資家たちから注目が高まっているようです。
昨今、企業の重要資源として人材育成はますます注力されています。
ESG(Environment=環境、Social=社会、Governance=ガバナンス)の
「S」の一つとも言われるように
企業の長期的な価値を創るのが“人”だと考えられるためです。
そこで投資家は、各社の人材育成に注目しています。
どんな戦略に基づき、どのように実行・達成されているか、
また社員たちのエンゲージメント、つまり社員の会社に対する愛着心などを
見ているそうです。
それらが企業の持続性に繋がるということです。
好事例として、中外製薬が紹介されています。
同社は、報告書に「従業員が自社の経営戦略をどのように理解しているか」を
毎年記載しているそうです。
この情報開示によって、
「経営戦略が従業員にどれだけ浸透しているかを経営者がしっかり確認し、
適切な人事戦略につなげている」ことが伝えられます。
「人、社員を大事にしている」と書いただけで終わらず
どのような戦略に基づいて、どのように実行しているかを
明記するのがポイントです。
人事部に経営視点が求められつつあるということも窺えます。
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