「上司」も評価をされる立場だという気付き

私には

「部下が言うことを聞いてくれない」

と悩んだ経験が何度かあります。

しかし、それは果たして

部下が悪かったのか?

と、組織開発コンサルタント・高野俊一さんとアルファポリスのコラボ記事を見て改めて過去のことを考えさせられました。

構造上、上司が部下を評価する事が多いと思いますが

部下にも私を評価する権利がある

ということを知らなかった時期がありました。

「部下が言うことを聞かなかった」

のではなく

「私が言うことを聞いてもらえる存在ではなかった」

事が多かったのかな、と思うところがあります。

私は指示をした事ができない部下が悪いとばかり思っていましたが、それは

“言うことを聞きたくなる上司ではなかった”

可能性もあり、特に記事中にもあるように

部下に評価されないのは、部下から評価されるかどうかは、上司の仕事の能力は関係ない

というところです。

私の方が部下よりも仕事の成績が良くても、なかなか言うことを聞いてくれないケースもあったから

です。

その原因は

「相手の大切なことを大切にする」

事ができていなかったからかも知れないと、考えました。

確かに売上目標、達成目標などの見える部分だけを多く押し付けている事が多かったと思います。

これからは

私が仕事をしやすくするため

ではなく

部下が仕事をしやすくなるため

に信頼感や頼りがいを出したいと思います。

部下が仕事をしやすくなることによって、目標を達成できるようにしたいと考えています。

そのためには、一方的に評価を下すのではなく評価される立場として行動することも含め、
見える目標だけを押し付けず、提示することと同時に、

「目標を達成するためにはどのやり方がいいのか?」

を一緒に話し合っていき、本人の主体性も大切にしていきたいと思いました。

というのも

「過去に自分ができてたから、部下も同じようにできるだろう」

などの思い込みもあり、それを強要してた部分も少なからずあり

「下手したらパワハラになってたかも?」

と思ったという背景もありました。

私には現在、部下はいません。

ただ、

部下と離れた今でこそ冷静になって気付くことができていますが、
現在も実際に関係の上手くいっていない部下がいたとしたら、気付けていたかどうかわかりません。

たまたま部下と離れて気付きを得た私の経験が、少しでも参考になれば嬉しく思います!

編集後記

思い返してみると、やはり

「上司だから部下を評価するのは当たり前」

だと思っていた時期が結構ありました。

次に新しい部下ができた際には気をつけます!

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