中間管理職の負担を軽減させるために【Woomaxブログ】

立教大学経営学部の中原淳教授は、
“働き方改革の成否の鍵を握るのは中間管理職であり、
そして働き方改革にひときわ苦労しているのも中間管理職
だと指摘しています。

上層部の方針に沿って働き方改革を進めるも、
働き方改革によって部下に仕事を振りづらくなり
自分の仕事が増えてしまったケースや、
自社で働き方改革を進める必要性を感じているが
上層部が前向きでないケースなどがあるようです。

これは働き方改革に限らず言えることかもしれません。

中原教授は、中間管理職の立場である人ができることとして
2つポイントを挙げています。

一つは、「ボスマネジメント」です。
マネジメントする対象として部下だけでなく、
自分より上の立場の方々をうまく巻き込むことが大事と説きます。
前向きにサポートしてもらえるよう、
伝え方などを工夫することが大切ですね。

二つ目は、「改革の成果をなるべく早くチームで共有する」ことです。
それまでの慣習を変化させるときは
組織に不満感や葛藤が付き物です。
しかし改革初期のそうした摩擦に負けず、
成果や効果をチームで共有し、
皆で実感を得ていくことが、モチベーションを高めます。

社会や組織にとっての意義も大きいですが、
効果や成果は些細なことや個人的な内容でもよく、
「家族との時間が増えた」「健康的になった」「趣味や勉強する機会ができた」
と意味づけていくことが大切なのだそうです。
自分自身が納得感を得ることも重視すべき点です。

 

昨今は「若手や女性が管理職になりたがらない」という話も
度々聞かれます。

管理職の方々がいきいきと働いていることが
若手育成や女性管理職を増やすことにも繋がります。

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