成長意欲の高い若手に適した新入社員研修【Woomaxブログ】

昨今、若い世代を中心に転職市場が活発化しています。
就職活動 真っ最中の学生のうち7割が、
将来的には転職を視野に入れているという話も聞いたことがあります。
彼らはキャリア教育の効果などによって、就職前から
「どこか一つの企業ではなく、社会に通用するための実力を身につけ
個人の市場価値を高める」重要性を認識しており、
「自己成長」に対して強い価値観を持っています。

若手層向けの人材教育・研修を得意とする㈱ファーストキャリアの瀬戸口航社長は、
「かつては、(企業の中で上位、中位、下位の割合が)2:6:2の法則でいうと、
下位の2割の社員がすぐに辞めることが多かったが、
今は上位2割の社員が先に辞めていく」(東洋経済オンラインから引用)と言います。

そこで、離職防止のために新入社員研修をテコ入れする企業が増えています。

同社が提供する研修の一つでは、
「点ではなく、線と面の研修」をコンセプトに
新人研修を2年間のプログラムに延ばしたそうです。

1年目はキャリアアップについての考え方、
2年目はロジカルシンキングや課題解決などビジネススキルを学び、
じっくりと社員の成長をサポートします。
そして毎月、各社員が目標とアクションプランを決め、
社内イントラネット上でその内容と達成できたかどうかの振り返りを発表します。
また、1年目の最後の3月の研修では、
自分の価値観を改めて確認したり、気持ちの変化など
自分の内面を見つめ直した後、また目標とアクションプランを立てるのだそうです。

この研修を導入したブラザー工業㈱の子会社である㈱エクシングでは、
明らかに新入社員の定着率が上がったそうです。
研修の内容による効果はもちろんのこと、
定期的に同期と会え、交流する機会にもなったことが
お互いの励みになりモチベーションに繋がった側面もあるとのことです。

どうしたら自社に長く在籍してもらえるか、どんな点に魅力を感じてもらえるのか、
そしてどうしたら社員それぞれ持ち前の能力を発揮し、
成果を上げ、功績を残してもらえるか―
変化しているキャリア観に合わせ、
新入社員研修・若手層向け研修を抜本的に見直してみる価値がありそうです。

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