社会人にも強く影響を及ぼす、男女の「育てられ方」の違い【Woomaxブログ】

女性が”前に出る”ことに対して消極的になる原因として
「育てられ方」にも理由があると
女性リーダーシップ専門家のサリー・ヘルゲセン氏は言います。

育てられ方とは、
“男の子”と”女の子”に与えられる「理想像」のことです。

「女の子は従順でおしとやかで、周囲の和を乱さず、
きちんと宿題や勉強をこなすしっかり者が良い。」
「男の子は活発で、
もちろん勉強ができるに越したことはないが、
失敗してもそれを乗り越える愛嬌や
むしろ多少の失敗を恐れずに、冒険することが望ましい」
といったイメージです。

家庭や学校によってそれぞれ教育方針の違いはもちろんありますが、
あらゆる場面で上記のようなイメージが
言葉でなくとも理想として流布していると、
社会に出ても男女の違いが出るとサリー氏は指摘します。

例えば、

「(略)男性はしっかり考え抜いていない発言、
ばかげた発言をするのを何とも思わない。
だが、女性は何かばかげたことを言うと、
狼狽(ろうばい)し、恥ずかしいとすら感じ、なかなか忘れられない。
こんなことにならないよう、これからは口を閉じていようと決意する」
(『コーチングの神様が教える「できる女」の法則』サリー・ヘルゲセン、マーシャル・ゴールドスミス著
PART2・第11章 悪癖その7 完璧主義の罠に陥る 199ページ)

といったケースです。

社会に根付いているアンコンシャス・バイアスのひとつに
これも当てはまるかもしれません。
こうした理由で、女性社員が管理職になることや
他者から抜きん出て成果を出していくことに
抵抗感を抱いている場合もあり得ます。

しかし、こうして気付くことによって、
女性部下に対するマネジメントや
女性自身が失敗や挑戦することに対する捉え方を
変えていくことができます。

多くの人と共有することで、企業や社会も変わっていきます。
「こんな風に感じていなかった?」「本当に望ましい姿は?」と
問いかけてみてください。

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