日本郵便の「転送サービス」の内容を学ぼう!

2018年、あけましておめでとうございます。
Woomaxは昨日4日より始動しております。
そして、誠に勝手ながら、弊社もペーパーレス化を推進し、
本年よりグリーティングカード(年賀状)の送付を差し控え
年賀状をいただいた方にはメールでのご挨拶とさせていただきました。
ただ、私・個人では、年賀状書いております。
2017年末は激務のため28日の投函となりましたが、
昔から書くのも戴くのも楽しみです。
今年は中学時代の友の一人に送った年賀状が
「宛先不明」で返ってきました。
本人からの年賀状は届いており、私が書いた住所と同じ住所から送られてきている。
「大体、●●家とすれば何十年もそこに住んでるハズなのにおかしいな~」と
本人に連絡したところ「なんでだろ~?」という反応。
とにかく、引越ししてない本人を確認できたのでもう一回送ろうとは思ったのですが
「もう一回52円貼って出しても同じ事(返送)が起こらないとは限らない。」
「つーか、なんで私が間違ってないのにもう一回出さねばならないのだ!」
私はこうした「?」を自分が納得できる解が出るまで追究する性質なので
昨日会社の近くの郵便局に彼女がくれた年賀状と帰ってきた年賀状を持参し
「私は52円(8日を過ぎれば62円)を再び出さねばならないのか?」と問うてみた。
対応してくださった女性職員はとても良い方で
「それはおかしいですね。調べましょう。」と送り返してきた郵便局に問い合わせて調べてくれたところ、
「転送期間が切れたため差し戻しました」
・・・とのこと。
「え!本人がそこ住んでるんだから、転送期間が切れたら、そのまま、書いてある住所に届けてくれればいいじゃん!」
と思いつつ、当人に連絡。
彼女は都内に2軒家があるので様々な事情で行ったり来たりする理由も有り、転送をかけてはいたものの、期間満了後は私の認識同様、普通に元通り届くものと思っていた模様。
しかし、郵便局の転送サービスとは、
転居届の届出日から1年間、旧住所宛てに届いた郵便物を新住所宛てに転送してくれるサービスで、1年間を過ぎたあとは、また元に戻るのではなく、旧住所に届いた郵便物は差出人に戻されるシステムらしい。
その相手方の郵便局員曰く「転送期間は28日までだったので、29日以降にこちらに来たものは全て差し戻しています。我々はルールに則って行動している。再配達を希望するならもう一回52円を払え。」ときた。
ふむ、そっちの物差しのみから見れば、労働コストかかってるし、それが正しい行為なんでしょう。
会社の近くの郵便局員さんはそれに対しいろいろ言ってくれたのですがシャットアウトされ、私に謝ってくれて、逆にそんな思いをさせて申し訳なかったと感じた次第。
しかし、日本郵便のHPにも「1年間を過ぎたあとは、また元に戻るのではなく、旧住所に届いた郵便物は差出人に戻される」旨の明記は無い。明記の無い事を「ルールである(お上のお達し)」「(お上のルールを)知らないのが悪い」という姿勢は如何なものかとは思うが、ググれば、アフェリエイターさんが作ったと思われるサイトにそういう主旨が書いてある。まあ、それも含めてやっぱり、この世は、まず「知らないのが悪い」なんだよな~を痛感した出来事でした。
ちなみに以前はこんな解答であったらしい。
tensoumuri.jpg
今はこう
転送.jpg
繰り返しますが、「1年間を過ぎたあとは、また元に戻るのではなく、旧住所に届いた郵便物は差出人に戻される」の明記が無ければ、現状のQ&Aではまだまだサービスの内容を誤解する人が続出すると思うんだよね。
というわけで、今回の学び。
転送サービスは転居による転送サービスであることが大前提である。
⇒たとえば、長期入院で病院に転送させることも可能だが、その場合、病院に転居したという届出をし、退院した後は再び病院から自宅への転居届が必要ということ。
⇒言葉を略してしまうことにより、前提が取り払われる。※転居をしない多様な理由の転送もできる=そもそも転居してないので、期限が終われば戻るであろうと誤解を生むし、転居届を出す必要があるなどという発想をも失念する。
言葉は大事ですね。
言葉からイメージが湧き、イメージが行動を促す。
思い込みの源泉は言葉なのである。
2018年も言葉を大事にしていきましょう