毎日新聞 夕刊 特集ワイド「女性活躍」

明日、毎日新聞夕刊の特集ワイドのコーナーが女性活躍ということで、
日立製作所 人財統括本部人事勤労本部長兼ダイバーシティ推進センタ長 迫田雷蔵氏
資生堂 人事部 人事部長 本多由紀氏
と共に座談会形式の取材を受けさせていただきました。
女性活躍推進法が4月より施行されましたが、
10年以上前から着実に取り組んでいる2社としては
「通常」のこと。特に推進法がらみであらたに何かをするということではなく
今まで通り中長期的にしっかり取り組んでいくというお話の中で印象に残ったのは
日立製作所は2012年に「ダイバーシティ For NEXT 100」を開始
「2020年までに女性管理職を1000人に」というキャッチーな目標が
ニュースになったが、目標の表現を「8%」ではなく「1000人」にしたのは
もちろん30%云々言われている中、見栄えが良くないという考え方もあるが
『あくまでも管理職は「人」である。「個人」に目を向けない施策の立案をしない』
という話を聴いて、目標一つ、その背景を伺うことにより、その企業の姿勢が見えるなあと感慨深く思いました。
資生堂の本多氏は私と同じ年で中学生と5歳の子どもがいる2児の母。
未就学児の母親であっても部長ということが「ウリ」であると笑顔で語る素敵な女性です。
資生堂問題、少し前にニュースで取りざたされましたが、
女性活躍推進も段階があるということをまず知る必要があるよな~と思います。
第1フェーズ
出産・育児で働き続けることが出来ない人がまだまだ多い。
制度を整える必要がある状態
第2フェーズ
つくった制度を誰もがしっかり使えるよう、さらなる拡充や運用の浸透ができ
出産・育児が理由で辞める人材がいなくなり、基盤が整った状態
第3フェーズ
『制約が出来たら制度を「利用」し、働き続ける』から、
『制約があっても制度を「活用」しキャリアアップできる』状態。
第1フェーズの会社で働く人が見たら第3フェーズの施策に対しネガティブな反応になるのかな・・・と。
女性活躍推進法の施行で各企業のHPに課題や取組、目標が出ています。
自分たちの会社のフェーズを見極め、同じフェーズの企業は何から始めているのか?
少し先を行く企業はどんなプロセスを経てそこに至っているのか。何をアクションしているのか。
今後は、毎年更新されていく活動プロセスをしっかり研究していくことが
これから更に大切になっていくと思います。
さて、昨日(名古屋)に続いて、本日(大阪)は第3フェーズのメガバンク様で「育休前研修」です。
昨日、ダイバーシティ推進室の方にリクルート社が今年の2月にリリースした
妊娠/出産から職場復帰まで応援するアプリ “カムバ!”」を教えてもらいました。
カムバ.jpg
妊娠周期に合わせて「やること」アドバイスが
「身体について」だけでなく「職場について」もあり
自分やパートナーが妊娠したら、すぐダウンロードしましょう!って思うスグレモノですね。
ちなみに、上司も一緒にダウンロードしたらいいと思います。
部下から妊娠報告受けたらこのアプリ、ダウンロードして設定すると
「ああ、部下はこんな状態なんだな」ということがつぶさにわかりますよ。
私もダウンロードしちゃった。
今どきの両立、バーチャル体験してみます。( *´艸`)
では、いまから、大阪に向かいます!!青空がきれい!
nagoyastation.jpg