多様な価値観の中で「結論から話せ」でOKなのか?

最近、タイトルのようなことを思います。
いや、研修ではたしかに、プレゼンでは
まず結論(Point)を述べて、
次に理由(Reason)を説明し、
具体的な例(Example)を出した後、
最後にまとめ(Point)を述べる「PREP法」をお伝えしていますが
プレゼンとまではいかない日常のコミュニケーション、
多様な価値観が溢れているこのご時世で
いきなりまず結論というのも
中々誤解を生んでいるのではないかな~~~と思うことが、しばしば。
例えば、
「糖質マネジメントをお勧めする」というPoint<結論>については
「確実に痩せたい!」という欲求がある人に対して有効なもの。
「美味しい食生活を楽しみたい!」という欲求のほうが高い人には
次に「なぜならば、実はインスリンが体重増加の直接要因 です。
インスリンを大量分泌させるのは糖質のみなので、糖質の摂り過ぎをやめれば
体重は減っていくからです。」
等、理由を続けて言っても、
「でも、白米って美味しいんだよね~」という、些かトンチンカンな返事が返ってきてしまう。
「うん。白米は美味しいと思う。・・・ってあれ?そもそも、何の話だっけ?」
いきなり、結論から言うのではなく、
  目的や前提条件をしっかり確認すること

多様性を受容した状態の中のコミュニケーションをより良いものにするには
まず、言葉を尽くすことがとても大事なのだと実感しております。
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