ハンナ・アーレント

最近観た中では、「永遠の0」も良かったのですが、
個人的にこの公開中にWoomaxのスタッフ全員に

観てほしいと思ったのは、こちら。

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女は理性を有するのか?
なぜ女の哲学者はいないのか?
なぜ女は根本悪に陥るのか?を思考してやまない
哲学者の中島義道氏にも、ぜひ観てほしい

自ら抑留経験を有し、過酷な体験をしつつも
感情に流されず、事実を受け止めること、赦すこととを区分し
世に伝えるために相手を理解することに真摯に向き合うアーレントと、

ユダヤ人の中にナチを手引きするものがいたという事実、
歴史にもしはタブーだが、彼らがそうではない決断をしていたら、
600万人にのぼる犠牲者は出なかったもしれない、という考察に対し
感情のみでアーレントを否定しまくる多くの男性陣をみても、
男性こそが理性そのもので、女性はそのような理性を有する存在ではない、
とおっしゃるのだろうか・・・聴いてみたい。

さて、話を映画にフォーカスすると
映画で非常に感じ入るところは、大学でのアーレントによる
「思考することDenken/ Thinking」についての講義のシーン。

あの部分だけでも、映画を観るに値します。

ホロコーストのような巨悪は、悪魔のような人格破綻者だから生まれたのではなく
家族の記念日には花束を買うような、平々凡々な人が実現し得たことであった。
悪の凡庸さとは、自分で軸を持たず、思考せず、
判断することを放棄し、上から言われた通りの行動を遂行する人たちが
引き起こした、引き起こすであろうということ。

イメージしてみれば確かに想像できる。
大人になっても、思考する、判断することを避け、
自分の軸、善悪の基準、美醜の基準を持たなければ、
人は、きっと、残酷なことも出来得るものなんだということを。

私は思考するということをこれからも大切に生きる。
あらためて、アーレントのような強さをもって生きたいと思った。

この映画を観たいと思った方はぜひ公式HPのキーワードを読んでからどうぞ。
まだまだ、たくさんのシアターで公開しています

※ちなみに中島義道先生の本は非常に面白い。今ハマって読んでます。異文化夫婦純粋異性批判など、これらについては気が向いたらまた書きますね

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