リケジョレポート・清水智子さん(その1)

先日、弊社パートナーの齋藤稚亜子と共に、つくばへ行ってまいりました。

目的は、リケジョに特化したキャリア研修の開発のため
活躍するリケジョに話を聴く、突撃取材です。

本日は某独立行政法人に勤務の清水智子さん

お仕事は、
ナノサイエンス、1/10億メートルの世界の装置を作る。
その装置を使って物質を見る研究をしている。

・・・わ、わからない私。

PCや携帯の新製品につながる新しいデバイスの開発や、

洗剤など、新しい酵素で効率のよい
触媒エネルギー問題、環境問題の解決につながる研究

と教えていただくと、ようやくイメージができました。

宇宙飛行士になりたかった清水さん。
慶応大学理工学部に入り、体格的に宇宙飛行士になるのは難しいと
宇宙にかかわれる半導体に興味を持った大学時代。
卒業後の進路は、「この人は一生、研究を続けるだろう」と教授から
熱い信頼を得て、カリフォルニア大学バークレー校へ。
物質科学工学の博士号を取得
留学中に結婚なぜ学生結婚なのかというと、
卒業と就活と引っ越しが全て重なると大変なので、卒業の前に結婚 

しかし、結婚当初1年は米国で、車で一時間の距離に住みながら、週末婚をしていたそう。

清水さんが学位を取るころに、ご主人もポスドクの任期が終わるので

「同時期に二人で一緒に暮らせるところで仕事をしよう」という目的を持って行動していたし
双方のご両親が気にしないということで、週末婚に抵抗は全くなかったとのこと。

一生、仕事を持つもの同士の結婚は
今後、最初は別居婚、週末婚は増えていくと思います。

期限が決まっていたり、周囲も「夫婦で決めること」と
見守って上げることが大切ですね。

清水さんが伝える「働く女性のパートナー選びで大切なこと」とは
年収や容姿ではなく【妻の仕事に理解をしてくれる人】


実際、清水さんのパートナーは
お母さまが専業主婦ではあるものの、自分の妻には「働いていて欲しい」と思うタイプだったそうで帰国子女でもあり、自分の周りでは、お互い働き協力し合って子育てをするカップルが多いからではないかということです。
育児は、子どもが「かわいいから」自然と積極的にやってくれる。
が、しかし・・・・家事は意識的に動機づけが必要⇒彼の得意をつくる。


得意をつくるということは、得意だと言って行動していることを認めるということ。

どういうことかというと、最初は役割分担だから家事についてはやるけど~という感じから
やっていくうちに、自分は「皿洗いがうまい」「掃除も上手」と言い出すように。
実際、清水さん的には「え??・・・別にでしょ」というのが本音だったけれど
「自分のスケールで判断しない」
「本当だ!ありがとう♪」と感謝と承認を伝えることにより、
「僕が皿洗いやるよ」「掃除やるよ」と自発的に行動を・・・。そして、
「今では、本当に、私よりも掃除機かけ、食器洗い、洗濯干しが上手いんです

とのこと。素晴らしいですね!!

ご主人は東京大学で准教授というお仕事、同じ研究職なので、
いつ忙しいか、どんな時に気合を入れて残業するタイミングも分かってくれている
というところも「ラク」とのこと。ラクと楽しいがイコールなんだと実感します。

2014年トレンド予測に出ていた、ヨザル夫婦ってこういうことですよね。
さて、長くなってしまったので、今回はここでおしまい。

子どもを産む決心はその時の上司のこんな一言だった!
これからのステップアップビジョンは?

などなど内容盛りだくさん過ぎて、
すべてここで書かないつもりですが
ポイントはブログでご紹介させていただきます。

次回も、乞うご期待
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