タガメ女の正体とカエル男の末路
半年前、世の中を席巻した「日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体」
これは読むでしょ~ということで、読了。
カエル男とは、タガメ女に箍めとられてカネと社会的リソースを搾取される人。
「依存型」「攻撃型」「自己犠牲型」「現実逃避型」と4タイプに分類されている。
なぜだろ~。
タガメ女を読んだ時のような「痛快さ」がない。
日本社会に生きるほとんどの成人男性が、
いずれかの4タイプに当てはまるといわんばかりの説明だからだろうか。
タガメ女の正体にも「カエル男チェック」はついてましたが
さらに、取材を重ねて制度を上げたという改良版が掲載。
■20個中0~4個はカエル男率20%未満。将来、カエル男になる可能性は低い。
■5~10個は50%で予備軍
■10~15個は見事なカエル男認定
■15~20個はもはや骨と皮だけになりそうなほど吸い尽くされているカエル男・・・。
あの、半沢直樹さえ「攻撃型カエル男」にカテゴライズされてしまうのです。
「タガメ女の正体」では、タガメ女もそうではない女性も、リアルにイメージできましたが
「カエル男の末路」を読むと、みんながみんな「カエル男」であり、「自分は違う!」
「ウチの夫は違う」などとそれを認めないような行為は、
それこそが「換える男」で「カエル男である証!」とか言われてしまう(・・・ような気になる)
うーーん。
まあ、結論は、そんな「カエル男」が「カエル男」から「ではないもの」へ進化するためには、
「タガメ女」や「攻撃型カエル男」からの「搾取」と「支配」からの解放が必要になるのですが
その解放ステップが泣ける
「まずは、自由に自分のスーツを選ぼう!」
働く男の戦闘服、スーツ・・・。
やっすい吊り下がりスーツばかりではなく、
「自分の仕事に見合う、いい格好をしよう!」
・・・ということなのである。
あとは、勇気をもって
「家族のために、一緒に働いて欲しい」と妻に言うべしとある。
えっ?そこ懇願するとこ?と、共にそれなりの稼ぎがあり、
自律的、自立的パートナーシップを築いてる夫婦には
意味が分からない、とは思いますが
アメブロのコンテンツである完全匿名掲示板
GIRL'S TALK ではこんな投稿が
年収720万の夫が、バイトで年収150万しかなく、
訳あって実家に8万仕送りをしている私から生活費を取ろうとするのです。
夫は家事は全然一切やらないのに。おかしいですよね?
どうやったら、夫は妻から生活費を取ろうなんて思わなくなるのか?
という意の相談なのです。
レスの大半は結婚したら財布は一つ。独身気分の抜けない旦那さんだね?という雰囲気
中でも、話半分にしろすごい内容だな~と思ったのが以下。
家事は…お料理とキッチン周り以外は全部旦那、プラス私のお迎え、雑用をしてくれます
(途中略)
旦那がお小遣い稼ぎのためにお風呂上がりに私にリンパマッサージをし、
(以下略)
ひぃ。深尾先生に見せたら喜んでこれぞ「タガメ女とカエル男のシステム!」と事例にしそうなくらい中々、強烈です。(小遣い6800円は打ち間違えじゃないそうで)
これでは役割分担ではなく、搾取と言われても致し方ないかもしれない・・・。
どのような家庭にするかは千差万別、これも多様化だからこそ、そもそも話半分だとしても、
いやいや、日本は本当に過渡期ですね。いろんな意味で。
深尾先生の言う「箍」は、私たちWoomaxが言うところの「思い込みの枠」と同じ
日本社会の中でタガメ女・カエル男のシステムを壊すことは、
この無色透明、無味無臭だ「箍」、なかなか自分で気づくことは出来ないけれど、
意識して、「自分は今、何かの箍にはめられていないだろうか?」と
あれ?と思ったら第三者の意見に耳を傾ける。