チームワークとは?を考える

時代は「個の競争」から「チームの共創」の時代へ変化したといわれて久しく
どの企業もチームビルディングの重要性を意識し
大切なのは「チームワーク!」と唱えています。
が、そもそも「チームワーク」の捉え方にも男性脳・女性脳では
違いがあるということを考えてみたことがありますでしょうか?
リーダー研修のチームビルディングについてのディスカッションで
「そもそもチームワークの中で大切なことってどんなこと?」を問うた時、
ある男性スタッフは

「目的のために個人の意思よりも会社の方針を理解し尊重し目標達成が
 多少困難と思われても、チャレンジし、行動すること」

と答え
女性スタッフは
「チーム一人ひとりの個性を尊重し、満足がいく仕事をする。
 そのためには、情報を共有し、お互い助け合うことが大事」
と答えました。
ここで言いたいことは、どちらが正しい、間違っているということではなく
この記事を読んでいる貴方の組織で
「チームワークが大切」というキーワードで、皆が合意していても
内容的にはかくも違いがあるかもしれない、ということです。
多くの男性は大人になるまでに遊びや生活のルールで
チームで勝つためにやりたくないことも率先してやる(自分を犠牲にする)事を学びますので
序列が上の人の意向に沿って仕事を遂行することは当然、という男性脳が出来上がります。
反対に、多くの女性は遊びや生活のルールにおいて、
チームで仲良くすることが一番だと自然に思い、
今ココの瞬間、空間を心地よくすることを最優先にするので、
序列を無視することもいとわない、という女性脳が出来上がります。
日本が資本主義経済で動いている限り、このフィールドに身をおく限りは
性別が女性だろうが男性だろうが
ビジネスは「男性脳」の構造で動いていることを受け止め
まずは、その特性を理解する方が幸せに過ごせると思います。
よって女性脳の持ち主は
「どんなにいい仕事をしても知らないところで評価が低くなっているかもしれない。」と想像し
それを回避するために、「男性脳型チームワークの精神」を理解し、リスペクトをしていると
行動にあらわすことが大事なのです。
男性脳型で大事なことが「目的や序列が上の人たちの意に沿って行動すること」であれば
上司の意見や指示に対し、たとえ「そんなことをするのはムダだ」と思ったとしても
まずは上司の言うことにしたがって行動すること。
「え!ムダなことをするなんてストレス甚大!!」と憤慨される方もいらっしゃいましょう。
もちろん、女性脳型(自分の意を大切にすること)も大事な価値観ですから
 「部長、おっしゃる通りのリストを作成しました。それに加えて△△の情報を加えようと
 実際お客様に調査させていただいたところ○○ということがわかりました。
 部長のリスト作成指示のおかげで営業部に顧客の声が届けられます。」
というように女性脳型を男性脳型にアドオンすることをお勧めします。
「上司のやり方を実践したことに加え、顧客に軸を合わせて自分の考えを形にして提案する」
これは、他者に迎合し自分自身にうそをつくことではなく、女性脳が好きな「みんなを慮った行為」です。
しなやかに「女性脳は男性脳に花を持たせて実をとろう!」これに尽きます。
12日に行う水曜の公開講座はおかげさまで満員御礼です。
脳の特性を知るものがHAPPYになれる。
ご参加予定の皆様は是非楽しみにいらしてクダサイ

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