白雪姫と鏡の女王
グリム童話誕生200周年ということで先日の「スノーホワイト」に引き続き
「白雪姫と鏡の女王」観てきました!
映画としてのハマリポイントは
故・石岡瑛子さんの美しい色彩の衣装の数々と
インドっぽいな~と思ったボリウッド風のエンドロール(さすがインド系の監督)
フィル・コリンズ譲りのリリー・コリンズの歌
でしたが
女性活躍ポイントとしては
アラサー以上の女性たちは是非
ジュリア・ロバーツ扮する女王は「なぜUNHAPPYENDだったのか?」
を自分の中で考えて、仮説を立ててみてほしい
個人的には
なぜ?の答えは
「自分の幸せにしか興味が無いから」だと思うし
では、「どうしたらHAPPYENDになった?」を考えるとしたら
「大人になることを受け容れること」が出来たらHAPPYだったと思う。
大人になることを受け容れることとは、
自分に寛容になり、他者に寛容になり、感謝するチカラを得ることだ。
たとえば、
自分の皺も、たるみも、しみも許せず、その存在を否定するために
美へ固執するのは自分もしんどそうであるが傍から見ても痛々しい。
自分の皺もたるみもしみも自分の今までの人生の積み重ねであると寛容になった上で
美しくなるためにどうする?と考え行動するならば、それはとっても楽しそうである。
そして、何より、75年前に作られたディズニーアニメの白雪姫と
今の時代では「幸せのテーゼ」が変わった。
今の時代も、リリー・コリンズ扮するこの時代の白雪姫が
「HAPPYENDを迎える」に必要だった要素は
自分の目で見る
(恐い女王に塔の外に出ては駄目と言われていても、現状を正しく知るために町を見に行った)
自分の頭で考える
(塔に閉じ込められていた間は本を沢山読み、経験が無いことを人のせいにせずイメージで脳内実現化していた)
自分で行動する
(王子や小人に助けてはもらうが丸投げにすることなく自分で魔物を退治する)
今まで「来もしない王子様を待つようにかけられた女の子への呪いのプログラム」を解く映画
「魔法にかけられて」「アリスインワンダーランド」に続く、中々お勧めの映画です。
女の子を持つ親御さんは特に必見ですネ。
女性活躍的には、願わくば、次は、
「行動力のある若い白雪姫的存在の圧倒的勝利!
鏡の女王的存在は退治されてめでたしめでたし!」
ではなく、
「その後、改心し、大人になることを受け容れた女王は
みんなのすてきなロールモデルになりました」
が望ましいな~~~~。
そんな映画ないかな(笑)情報求めます~!