あなたは、それが偽物でも使いますか?
おはようございます!
いつもありがとうございます。
8月ももう終わりですね。
さて、先日配信したメルマガでは「価値の本質」について触れました。
価値とは時代や環境によっても可変するもの、絶対的な基準はなく多様なものです。
私は、これを読み、「自分が思う価値」と「世間が評価する価値」について考えました。
あるところに、とても素晴らしい小説家がいたとします。
その小説家は大人気で物語の内容も素晴らしく、小説を出すたびに毎回たくさんの本が売れました。
しかし!
実はその小説はゴーストライターが書いていたのです・・・。
2015年にフジテレビで中谷美紀さんと水川あさみさんで、その名も「ゴーストライター」というドラマがありましたが
水川あさみが演じる小説家志望の女性が書く小説を
中谷美紀演じるスランプの大御所小説家の名前で出すというくだりがありました。
出版社は、本を売るためには、新人小説家のものとして売るより
大御所の名前で売った方が売れると言い放っていました。
良い悪いは別として、モノの見方によって小説自体は変わらないのに世間の価値が変わってしまうのです。
また、あるブランド品をプレゼントされ、毎日身につけていたのが、
ある日突然「偽物」だと分かったとしたら・・・
その瞬間、もう身につけたくない!と思う人がほとんどではないでしょうか?
商品は高レベルで本物と質的に遜色がないモノだとしても
「もう、使わない」という選択をする人が多いでしょう。
逆も然りで、日本で全然知名度がなく、人気もない海外のミュージシャンが来日したとします。
人々は全く興味を持ちません。
曲を聴いてもみんなの反応はイマイチです。
しかし、そのミュージシャンは海外で数々の賞を受賞しています。
例えばその事がテレビなどで紹介されると、これまで聴いても何も思わなかったのに、急に良く思え、人気が爆発するという現象もあるでしょう。
これらを考えると、自分は果たして何に価値を感じているのでしょう?
モノ自体ではなくモノへの見方で大きく変わる価値。
多くの人は、『世間に認められるモノ』に重きを置いているのではないでしょうか。
本物か偽物か
小説も「面白さが重要」
ファッションも「カッコよければいい」
音楽も「好きなものは好き」
と言い切れる人は少ないかもしれません。
何を本物と判断するか、世間の評価だけでなく
自分の中の価値基準が問われますね。
編集後記
私もプロ野球のサインカードをオークションで買い、そのサインが偽物だと分かった瞬間に捨ててしまいました。
逆に、サインが書かれていなければ捨てていなかったでしょう。
見事に180度変わりました。
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