メルマガでも触れたアンコンシャスバイアス

7月も後半になり、暑さが増している日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
体調管理にはお気をつけ下さいね!
さて、今月のメルマガではアンコンシャス・バイアスの話をさせて頂きました。
それに続きまして、もうひとつ。
「8年前に精神障がいにかかり、8年間毎日7種類の薬を飲んでいて、実家暮らしで、月1で病院通いで、医療費は1割負担の人」
と聞くと、どのような見た目の人物を想像されますか?

・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
はい!
正解は・・・
こんな人物です!
どうでしょう?
みなさんが想像していた人物像でしたか?
もし違っていたら、それもアンコンシャス・バイアスの一つかもしれません。
ちなみにこれは私です!
私は「双極性障がい」というものを抱えています。
そこで、自身を例にしてアンコンシャス・バイアスについて当てはめて考えてみました。

発症前

「双極性障がい」は精神障がい(精神疾患)です。
私が双極性障がいを発症する前は
・精神疾患はメンタルが弱い人がなる
・性格や見た目が暗い
・なってもメンタルを鍛えれば治る
・単なる甘えじゃないか
・「心の風邪」というくらいだから簡単に治る
などと思っていました。
そもそも深く考えたこともなかったので、全くの他人事でした。

発症後

発症後(診断後)に思ったことは
・メンタルが弱いからなった
の一つでした。
実際は「脳の病気」とも言われていて、メンタルとは関係ないとされています。(諸説あり)

現在

発症してから8年経ちますが、自分自身のバイアスは無くなってきたように思いますが、この8年間他人からは
・メンタルが弱いからなった(友人より)
・元々変な人だった(友人の噂)
・ただの甘えじゃないか(驚くことに、医師より)
・私の育て方で病気になった(母より)
・感情の起伏なんて誰にでもある(第三者より)
・病気になってかわいそう(第三者より)
・とにかく精神疾患は恐い(第三者より)
・仕事ができないのに、遊べるのはおかしい(第三者より)
などのバイアスをかけられてきたことがありました。
また、同病の方からは
・元気そうだから双極性障がいじゃない(SNS上の同病者)
などと言われることもありました。
私としては、どれも決めつけである可能性が高いと思っています。
私自身の今のところ
「生きている以上は病気は誰にでもなる」
と割り切れているので、周りからのバイアスは気にならなくなりましたが、
私自身、まだまだ他の障がいや疾患に関しては、アンコンシャス・バイアスがかかっている可能性は多々あります。
男女のバイアスはもちろんですが、まずは私事である「障がい」「疾患」に関するバイアスを中心に見直していきたいと考えています!

編集後記

最近では
「街ですれ違って私より元気そうな人」
を見かけても
「もしかしたらこの人は私より重い障がいがある可能性もある」
と思えるようになりました!
このような日々の訓練が大事だと思っています^_^

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