逆に偏見?「全然気にしないよ!」という言葉

先週

「障がいは個性を作る要素の一つになるけど、障がい自体が個性ではないよね。」

という事を書かせてもらいました。

書き終わった後に「これは障がいに限らず、例えばLGBTQの方などにも当てはまるな」などと考えたりしていました。

そんな中「ちょっと気を付けなければならないかも!」

と思った事がありました。

「逆に偏見?」と、捉えられるかも知れない

ふと、私の実体験を思い出したのですが、以前知り合った方に

「実は双極性障がいっていう精神障がいなんだ」

と話したところ開口一番に

「大丈夫、そういうの全然偏見ないから!」

と言われたことがありました。

この会話、そんなに問題ないかと思われますが、ポイントとしては、私が

「精神障がいなんだけど、そういうの偏見ない?」と聞いてないところ

にあります。

というのも、私はその続きで

「日々、病院行ったり、色々と工夫して生活しててさー」

というような日常会話をしたかっただけなのに、、、!

と戸惑ってしまったのです。

本人に悪気は無かったとは思います。

しかし、それを言われてしまうと

「逆に、意識してるのでは、、?」

と少しだけ感じてしまったのです。(不快感というよりも、違和感が)

たまたま私の実体験ですが、実は気付かないうちに自分もやってしまう可能性があると思うのです。

例えばLGBTQの方に、私が

「偏見ないから、大丈夫!」

と言えば同じことですし、逆に健常者に対しても同じです。

また、男女のジェンダーレス問題でもあり得る事かと思います。

「私にはゲイの友だちもいるし、偏見はないよ」の問題点は? 当事者たちと話し合ってみた

という記事にも、似たような事が書かれていました。

よく

「カミングアウト」

という言葉が使われますが、
そもそもそのような空気もなくなっていけば良いなと思います!

改めて「個」を見ることの大切さを深く考えました。

編集後記

「個」を見るコミュニケーションは、どの人間関係においても同じだと思います。

ですので

【男性】【女性】【健常者】【障がい者】etc…

を抜きにして、どのような相手に対してでもレッテル貼りをせず「個の配慮」ができれば良いと思っています!

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