「障がいは個性」について思うところ

「障がいは個性の一つ」

という言葉が最近よく聞かれるようになりました。

障がい当事者の私としては、嬉しい反面、複雑な部分も少しあります。

もしかしたら、言葉が独り歩きしているのかな?と思うところもありまして。

なぜ複雑な気持ちに思うのか?

まず、私は障がいは個性の前に

「ハンディキャップ」

であると思うのです。

確かに発達障がいの方などは

「ある一定の条件下ではものすごいパフォーマンスを発揮する」

などという例もあり、活躍している方もたくさんいます。

ただ、それは個性によるものというよりも、
その人の頑張りである可能性があるのではないか?とも考えられます。

そのような人は健常者にもたくさんいると思いますし、
当然、健常者にも個性はあります。

要は、障がいは

「個性をつくる要素の一つ」

であって、障がいそのものが個性ではないと思うのです。

仮に抱えている障がいが無くなっても、その人はその人なので!

私が複雑に思うのはそのような背景があります。

「障がいの中で得たもの」が個性

冒頭で「障がいはハンディキャップ」と述べましたが、
私はそれを踏まえた上で

“障がいがあるからどうしてもできない事”

はあっても

“障がいがあってもできる事”

もたくさんあるとは思っています!

だから

ハンディキャップはハンディキャップとして、その中で自分ができる事を探す。
そこで得たものが個性なのではないか?

というところに、私の場合は辿り着きました。

実際に、障がいを抱えていてもできる事は本当にたくさんあります。

ですので、障がいを抱えていても

「何ならできるのか?」

と、できる事を探す。

そのような努力は絶対に必要なのかと思います!

「障がいがあるから何もできない…」

だと、個性以前に、言い訳になってしまいますので。

というわけで

“障がい自体が個性”

と誤解されてしまっている部分もあるのではないかな?
と思ったので書いてみました!

結論としては、障がいの有無関係なしに“個”を見ることが大切なのではないかと思います!!

編集後記

ちなみに、私にもまだまだできる事がたくさんあると思うので、
それをこれからどんどん積極的に探していきます!

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