コロナをきっかけに大きく変わった「女性の仕事観」
新型コロナウイルス感染症の感染拡大前後で、女性の
仕事観・キャリア観・職場観
に変化がもたらされているようです。
例えば「女の転職type」が発表した
「コロナショックを経て働く女性たちの会社愛」
についてのアンケート調査(対象者は、20~45歳の女性100人)の結果によると
コロナ禍で勤め先が「より嫌いになった」と25%が回答しています。
その理由としては
企業に決断力や従業員への配慮がないことを挙げた人が多く、
「無駄な経費は多くあるのに、真っ先にリストラで人件費を削減した」
「緊急事態宣言後に出張を命じられたり、休業になったり、会社の焦りを直に感じた」
「緊急事態宣言後も働き方についての連絡が一切なかった」
「マスクの着用やアルコールなどの設置もなく、社長本人が飲み屋街に出歩き、従業員への心配や対策がなかった」
などのコメントが寄せられていました。
転職意欲が高まった女性たち
また、女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する株式会社LiBが行った
「働く女性のキャリア観の変化・転職活動への影響」についてのアンケート調査(対象者は登録している600人)では、
8割の方が、 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて「キャリア観に変化があった」と回答
しています。
その中でも私が興味を持ったのは、
・キャリア観に変化を感じた方のうち92%が「企業に依存せずに、 自律的にキャリア形成をする必要があると感じた」
・5割の方が、 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて「転職意欲が高まった」
という点です。
特に
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、 「転職を検討している」と回答している人からは
・リモート、在宅勤務といった柔軟な働き方ができる企業に転職したいから。
・テレワークが週に3日程度許されれば地方都市に住んでいても東京の会社に就職できそうだから。
などの声が挙がっています。
先の、「女の転職type」のアンケートでの勤め先をより嫌いになった人の転職意向は
「すでに転職した」が4%
「転職活動をしている」は20%
「転職したいと思っているがまだ何もしていない」は68%
ということで
転職者や転職中の人を含めて
9割以上の人が転職意向を示したこと
になっています。
どちらのアンケートでも転職意向や、自身のキャリア形成に意欲的な女性が圧倒的に増加する形となっています。
解決策は少数派の意見を
この問題を解決するには少数派の「より好きになった」の
「新たな戦略を打ち出すなど経営が傾かない対策をし、従業員を失業から守ってくれた」
「すぐに休業対応やテレワーク対応をしてくれ、給与、賞与は今まで通り出すとメールがきた」
「子どものいる家庭は特に配慮されていた」
声を大事にしていくことかな?
と思います。
会社が下す決断の早さや、従業員を守ろうとする姿勢などが、
今後の働く女性たちのキャリア観を左右しそうに思います。
編集後記
今回の調査対象は女性でしたが、これらは男性陣にも同じような事が言えるような気もします。
私自身は
「企業でキャリアを積む」
というよりも
「自身でキャリアを積んで企業に貢献する」
という心持ちで仕事をしています。
個人での能力を高める事ができれば、自然と企業に貢献できると思いますし、
企業に依存しすぎず、良好な雇用関係が生まれるのではないか?
とも思っています!
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