立場や視点を変えて仕事をするという事
先週の金曜日、6月19日に待ちに待ったプロ野球が開幕しました!(私はプロ野球の大ファンです)
応援しているチームの勝ち負けも大事ですが、こうして開催されることが当たり前じゃないんだな、と感謝しています。
プロ野球といえば、今年の2月に私が好きな監督の一人であった野村克也氏が亡くなりました。
私は野村さんの現役時代は実際に見ていませんが、
監督として組織を作る力が優れている点が好きなところの一つでした。
相手の立場になって考える大切さ
の記事にも
その卓越した理論と、人間の本質を見抜いた指導法は、野球というスポーツにとどまらず、ビジネスパーソンにとってもリーダーシップや部下育成の方法などの分野で応用可能なもので、まさに後世に残すべき知的財産ともいえるものだろう。
とあるように、まさにその通りだと思います。
江本さんと野村監督のエピソードの一つに、「ピッチャー」である江本さんに、練習で「キャッチャー」をやらせたことがあるようです。
江本さん曰く
ピッチャーには「投げるだけではなく、ボールを受ける立場になって考えろ」と言い続けていました。
ということですが、それと同じような光景を目にしたことを思い出しました。
それは、忘れもしない1999年、阪神タイガースの監督に就任した時、当時人気「バッター」だった新庄剛志さんに「ピッチャー」をやらせたという事です。
それも練習ではなく、実戦で使えるようにです。
野村監督としては、バッターとして伸び悩んでいる新庄さんにピッチャーの視点を学ぶように、という狙いもあったそうで、
結局、新庄さんはケガをしてしまい、実現はしませんでしたが、その年から三振が減り、
翌年には自己最高の成績をマークしてメジャーリーグ入りを果たしています!
ビジネスの世界でも「相手の立場を知る」ことはとても大切で、部下の育成に応用できるのではないでしょうか。
例えば
・営業担当に事務作業を体験してもらう
・WEB担当に訪問営業を体験してもらう
・広報担当に現場を体験してもらう
などがあると思いますが、思い切って
『上司と部下の立場を逆転して体験してみる』
というのもありなのでは?
と思いました。
1日だけでもいいので、部下に対して上司のやっている仕事を全部オープンにし、
上司に対しては部下の仕事を担当してもらう。
そうすることで、お互いに「こういう事が言いたかったのか!」などということが判明するかもしれません。
「百聞は一見にしかず」ではありませんが、「百回話すより一度体験してみる」のはどうでしょうか?(^^)
編集後記
上司は部下に指示をだすだけでなく、実際に本人ができなければならないと思っています。
もしかしたら、部下よりも上司の方が慌てて効果があるかも?しれませんね!
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