「ブランク(空白)」期間って存在するの?

平成30年度版男女共同参画白書によると、日本の非労働力人口(女性)2,803万人のうち、働きたいという意欲がある人は262万人に上るとのこと。その働けない理由の1位は「出産・育児のため」で、割合としては35.6%となっています。
I-2-8図 女性の就業希望者の内訳(平成29年)

男女共同参画白書(概要版) 平成30年版より

出産や育児によって主婦(主夫)業に専念する期間を一般的に「ブランク(空白)」などと呼んでいますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
私が知ってる専業ママたちは、超マルチタスクで段取り力がハンパないです。

正直、専業パパや長期間育休パパをリアルに知らないのですが、以前ブログでご紹介した梅田さんも書かれている通り、家庭内には、名もなき家事が溢れている!!!
この育児&家事全般をテキパキとこなす期間は、男女関わらず、ブランクどころか立派な能力ストレッチ期間のはず。

そんなことを思っていたら、しゅふJOB総研さんが、ブランクと言われる期間に磨いてきた社会に役立つ能力を発見するための自己分析ツールを開発していました!

しゅふJOB総研では、家仕事全般をこなす力を、『家オペ力(いえおぺりょく)=家仕事をオペレーションする力』と名付け、家仕事で発生する「9つのシーン」とそこで磨かれる「9つのスキル」を想定し、組み合わせることで全81パターンの能力が見える化されます。※9×9について詳細はこちら

このマトリックス、新天皇陛下ご即位にあやかり新元号令和(Reiwa)のRを用いリニューアル

『家オペ力 マトリックス R-1』として現在無料で公開されています。

このツール、働きたいのに働けないという方の潜在労働能力の見える化にも有効そうですが、縦軸の9つのシーンを多様なライフスタイル別に変えてみれば、働き方改革でワークライフマネジメントや複線的キャリアを考えるときに誰もが自己分析するのに使えると思いました。

職場のチーム全員で記入してみるといいですね!

 

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