精神障がい者の「オープン」「クローズ」とは?
精神障がい者の就労状況
精神障がいがある事を公表し、障がい者雇用などで働くことを
【オープン】
と言います。
逆に、精神障がいがあることを会社に申告せずに企業で働くことを
【クローズ】
と言います。
そんなクローズで働く人たちは、
同僚の前で薬を飲むことすらできない人たちもいるようです。
「いつバレるか」
と心をすり減らしながら日々を送っていたり、
申告しなかったことを理由に懲戒処分を受けた人も・・・。
「薬を飲むのは、いつもトイレの個室です。何の薬か聞かれても答えられないので」
と話す人もいます。
精神障がい者保健福祉手帳を持っていても、
精神障がいがあることは会わか社に伝えずに「クローズ」で就職する人は多いのです。
その場合、職場から合理的配慮を得ることが出来ず、
仕事を進める上で本人もまわりも苦労が絶えなかったりします。
ただ、本人が公表できない理由の一つとして、
社会的に大きな事件が起きた時に、
その加害者が精神障がいを患っている場合が多く
事件と障がいを紐づけて自分の人格まで批判されてしまうという
恐れがあるのです。
私も「双極性障がい」という精神障がいを患っているので、
そのような気持ちを持ってしまうことは、少なからずわかります。
オープンで働く勇気がない人もいるかとは思いますが、
障がい者には、障害者総合支援法に基づく国の就労支援サービス
就労移行支援事業などの制度を活用するチャンスがあります。
このような制度を、積極的に利用し、
自分の特性と向き合い理解してくれる人を増やし
自分の生活の自立のため に加えて
自分自身を社会のお役立ち に活かすことを視野に入れて
働くことが出来る精神障がい者が増えればいいなと思っております。
編集後記
私。浅沼の場合はもちろん完全オープンで働いています。
なんなら、みんなに薬を見せて作用を説明する始末。笑
そんなインクルージョンな世の中になるようにしてきたい思っています!
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