不妊治療開始後の離職率【Woomaxブログ】

順天堂大学の遠藤源樹准教授らの研究チームが
不妊治療を行っている女性約1700人を対象にアンケート調査を行いました。

その結果によると
正社員では19%、非正規社員では36%が
治療の開始後に退職しています。
また正社員で5%、非正規社員で15%が転職しています。

東京新聞より

あわせると正社員のおよそ4人に1人、非正規社員はおよそ2人に1人が
不妊治療開始後に離職していることがわかります。

離職の理由について遠藤准教授は
「会社側から契約更新を断られたり、派遣切りに遭ったりすることが
非正規の離職の多さにつながっているのではないか。
労働者側から会社に遠慮して辞めることも少なくない」と話しています。

不妊治療は治療の性質上、急に病院に行かなくてはならなかったり
ある程度の期間の通院や体調管理を必要とし
仕事と両立することが困難な場合もあるようです。

労働者がテレワークやフレックスタイムを柔軟に利用できる立場であれば
就業継続が可能でしょうか?
また、治療について打ち明けにくく
周囲からの理解を得づらいこともあるようですので
日頃からプライバシーの保護や、職場の心理的安全性に努めることも大切ですね。

※参考:東京新聞

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