産業医が選ぶリモートワークのメリットは【Woomaxブログ】
総務省が実施する『テレワーク・デイズ』の期間真っ只中ですが
皆様の企業ではテレワーク、リモートワークが可能でしょうか?
また皆様ご自身は実施されたことがあるでしょうか?
産業保健支援サービス「First call」が
産業医500人を対象に実施した調査によると、
79%が「リモートワークの活用はメリットが大きい/どちらかというと大きい」と
回答しています。
リモートワークのメリットとして挙げられたのは
1.対人ストレスが軽減される
2.自分のペースで仕事ができる
3.通勤ストレスが軽減される
の順で多くなっています。
また7位には「求職者が復職しやすくなる」が選ばれています。
企業でリモートワーク、テレワーク制度を導入する際は
時間、場所の面で柔軟な働き方を確保し、
特に育児や介護と両立して働いている社員の働きやすさ向上や
オフィスに出社しなくてもオンラインツールなどを利用して
どこでも仕事ができることで業務効率化や生産性向上を目指す
目的が重視されているのではないかと思います。
また総務省がテレワーク・デイズを呼びかける目的の一つは
2020年の東京オリンピックに向けて
交通網の混雑をできる限り軽減したい点があります。
そんな中、特に「対人ストレスの軽減」「求職者の復職機会」が
リモートワーク、テレワークのメリットとして支持されるのは
産業医ならではの視点かもしれません。
企業で退職者の理由の多くは対人関係と言われています。
テレワーク、リモートワークの導入によって
退職率の低下にも貢献できる・・・?とまでは断言はできませんが、
少なくとも、毎日顔を合わせるのが当たり前の同僚、上司部下と
物理的に会わない時間があると、新鮮な視点で
対人関係やコミュニケーションを見つめ直す機会にもなるのかもしれません。
ちなみにデメリットは上記のように挙げられていますが、
テレワーカー3年目になろうとしている私自身の所感では
業務に支障が出るようなデメリットは改善しようとするので
実践していくうちに解消できると思います。
最初は例えば「コミュニケーション不足」「人間関係の希薄化」に
不安になることもありましたが、
それまで(出社していたとき)と比較すると対面する時間にギャップがあるだけで
むしろ必要なコミュニケーションは積極的に取ろうと図ることができます。
働く時間、場所についても自己管理が高く求められるため
一人ひとりの自律性を育む制度としても期待できると感じています。
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