【Woomaxブログ】 20代社員たちのキャリア観

昨日もミレニアル世代の特徴に触れましたが、
日経新聞社と日経リサーチ社による
「仕事とワークライフバランスに関する調査」の
結果に興味深い点があります。

※日経STYLEより転載

20代の女性社員にとって「理想の働き方」は、
「結婚や育児を経験し正社員・正規職員でできるだけ長く働き続ける」の両立派が(37.3%)、
「正社員・正規職員で働き続け仕事重視で生きる」の仕事重視派が(24.1%)
となっています。
40代後半を除く他の世代では、両立派が仕事重視派の約2倍いるのに比べて
20代では1.5倍程度と、両派にあまり大差が見られません。

多数派の傾向に流されず、
個人のキャリア観を大切にしている表れなのかな?と思いました。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの矢島執行役員によれば
各社で時短制度の導入が進み、

  • 長く働き続けることを見越して
    若いうちにスキルアップしようとする女性が増えている
  • 結婚出産を早めて、先々の昇格に備える人もいる

など、個人が自分のキャリア観を持ち、
長期的に計画している傾向が見られるといいます。

日経STYLEが実施した
「27~29歳の大卒正社員・正規職員女性たちの座談会」からも、
彼女たちは女性活躍の恩恵を受けている世代だと実感していて
仕事への価値観が高い人は
管理職になることも自分事として視野に入れていることがわかります。

ひとりひとりがどのようなキャリア構築を考えているのか、
女性社員と上司やチームで共有しておくことが大事ですね。

男性社員の価値観も変化している

一方で、男性社員の意識・価値観も時代の変化と共に変わってきています。
共働きで家事育児参加にも積極的な世代なので、
例えば育休取得、
それが難しくともできるだけ残業せずに帰宅して家事育児に参加する、
妻の転勤に帯同する、
育児や介護で時短を利用するなど
以前よりハードルが低くなっているのではないでしょうか。
また現在は未婚で子どもがいなくとも、将来に備えて
効率的にスキルアップを考えているかもしれません。

会社が「男性はライフイベントに左右されることは少ないから」と思っていると
ズレが生じる可能性があります。

男女共にキャリア構築に対する意識向上と
キャリア観を上司やチームで共有できるよう
準備しておくことが肝要です。

*おすすめ記事*
メルマガWoomax通信「新入社員を定着させるマネジメントの秘訣」

お問い合わせ

各種研修・コンサルティングのご依頼を承っております。
ぜひお気軽にご相談ください。