大人の学びとは

今日は、日本で初めて国家資格を持った女医、
荻野吟子さんの言葉を紹介します。

これは正式には彼女自身の言葉ではないのですが、
彼女の半生を描いた
漫画『蒼く輝きて~日本最初の女医、荻野吟子~』(2019,ビーグリー出版)から
引用しました。

荻野吟子は「荻野ぎん」として生まれ、
結婚した夫を介して
淋病に罹ってしまいます。

当時、学校は男女で分けられており
女性が医学校に通う事も
医師免許試験を受験する資格すら与えられず
医師は男性しかいませんでした。

今でいう婦人科の診察は
ぎんや他の女性たちにとって
非常に苦痛なもので、
その経験からぎんは
女性の身体を診れる女性医師が必要だと確信し
自らが医師になる決意を固めます。

医師になるまでの道のりで
数知れない困難や反対に遭うのですが、
「医師になる」という自身の夢が
他の女性たちをも助ける事を反芻し、
遂に日本初の女医となります。

大人の学びとは

荻野吟子は、社会の常識にとらわれず
自分の夢を叶えるため、
他の女性たちを助けるために
学び続け、
なんとか社会を変えるために万策を尽くします。

学びは己を助け、
周囲や社会に貢献することが出来ます。

学びとはもちろん
学校で習う事に限らず
社会に出てからの自己研鑽もです。

とある人は、
「大人の学びは
自身がまだ分からない事を分かるように擦る事」
と言っていました。

年齢や経験を重ねると
それまでの学びがいろんな場面で通用するようになり
これが正解でもある反面、
慢心してしまう事もあります。

しかし特に昨今は社会の変化も早く、
自分が知らない事や通用しない事も必ずあるものです。

井の中の蛙にならないためには、
自分の言葉が通じない、相手を理解するのが難しいような
ルールの異なる分野や
違和感のある環境、相手とも
積極的に関わり知ろうとすることが大切だと思います。

それが自分自身のアップデートに繋がります。

分かる事が増えるからこそ
無知の知、も
主体的に続けていかなければならないと感じます。

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