「365日24時間」にならない働き方改革

消費者としてはとてもありがたい

「365日、24時間」

の営業がほぼ当たり前なコンビニ業界。

私は、そのコンビニ業界で

「どのように働き方改革がなされていくのか?」

に注目をしています。

例えばローソンは、ダイバーシティ推進を大々的に掲げています。


ローソンのダイバーシティ&ワークライフバランス宣言

私は

「男性の働き方を改革することで、自然と女性の負担も減っていく」

と常々思っていますが、ローソンでは

男性育休の取得率が9割超になる(18年度には111人、91%)

など、男性の働き方改革の結果を出しています。

働き方改革といえば

“長時間労働”

の問題もつきもので、24時間営業のコンビニの場合、
特に悩ましい問題なのではないかと思っています。

例えば、店舗指導を担うスーパーバイザー(SV)という

【1人が複数の店舗を受け持つ役職】

があります。

私はかつて、コンビニではありませんが、
ここでいう「SV」という立場で仕事をしていた経験があります。

朝、本社に出社し、そこから担当している現場を巡回するという業務内容です。

コンビニと異なり24時間営業ではなかったため、深夜帯に連絡が来たりする事はありませんでしたが、
年中無休だったことから、私個人が休日の日も対応に追われる事はありました。

そのような経験もあったことから

「24時間営業のコンビニのSVは一体どうなってるんだ…?」

などと考えていました。

前述したローソンの場合も

「以前は店舗からの問い合わせはすべてSVが受け付けていた」

とのことですが、今では

【外部委託をして専門家に対応してもらう体制のコールセンターの設置でSVの負担を大幅に軽減した】

のだそうです!

というわけで、SVの皆さんも

・巡回業務の直行直帰は自由
・休みも週休2日は取れる
・長期休暇も好きな時期を選んで取れる

ようになったとのこと。
ワンストップの属人性を無くし
多様な人財の強みを活かす体制で
従来通りの24時間サービスを支えているんですね。

当時の私からしたら、思わず「羨ましい…」と思うと同時に、
コンビニのSVの働き方改革になんだか安心しました。

『ワークシェアリング』にもなり、
新しい雇用も産まれやすいのではないかと感じました!

編集後記

また、ローソンでは女性の開発者の育成に積極的に取り組んでいるとの事です。

今は女性の社会進出によって、お客様は多様化しています。
お客様の女性比率はかつて3割程度だったのですが、現在は4割超。

という事だそうですが、そういえば最近、母の買い物がスーパーよりコンビニが増えたような気がします…!!

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