ジェンダーギャップの順位から考える事

ジェンダーギャップ、日本は過去最低の121位

世界の政財界の指導者が対話する「ダボス会議」の主催で知られる国際機関である世界経済フォーラム(WEF)は17日、2006年から毎年算出している各国の男女格差を調べる

「男女格差(ジェンダーギャップ)報告書」を発表

しました。

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日経新聞Webより

それによると日本の順位は、対象153カ国中で

【121位】

で、これは過去最悪の順位でした。

この順位は、経済、政治、教育、健康の4分野で女性の地位を調査・分析し、指数化xした結果です。

世界の男女格差は平均で前年よりわずかに改善した一方で、日本は前年より後退してしまいました。

ハフポストの記事にある通り、
日本が例年、低い順位に停滞する要因は、2006年のスタート以来ずっと同じ理由で
経済と政治の分野のスコアが著しく低いから。※いずれも100位以下。
今年もその傾向は改善されることはなく、経済は115位(2018年は117位)、政治は144位(同125位)でした。

4分野ごとの前年比は、経済と健康が少しだけ上昇、政治と教育が下落という結果になっています。
健康と教育は基本、各国ともポイントが高いので、今回、前年1位だった教育の小項目である<中等教育の就学率>なんと128位まで下落したことも過去最低の順位に影響しました。

書いていると暗くなってしまうのですが、
13年、低い低い位置にいて、それが当たり前になっているかのような
<経済>が少しだけ上昇したことに着目したいです。

経済分野の評価項目で
労働参加率(79位、スコア0.814)や
同一労働での男女賃金格差(67位、スコア0.672)は、
世界平均よりもわずかに上回る数値で格差が比較的小さくなっている項目と言えるかと思います。

同一労働での男女賃金格差が縮まることで
男女の収入格差の項目でのポイントも上がっていくようになれば
また、少しづつ格差が縮まるのではないかと思います。

 

編集後記

男性である私は、Woomaxの仕事に携わるまでは「ジェンダーギャップ」や「日本の順位」について
深く考えたことがありませんでした。
周りの人に「ジェンダーギャップ指数知ってる?」「どう思う?」と聞いて
一人ひとりの意識を高めていく事も大事だなと感じます。

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