ワークライフバランスが育児期の離職を防ぐ -パーソル総合研究所【Woomaxブログ】

パーソル総合研究所が「ワーキングマザー調査」を行ったところ、
「育児期に正社員を辞めた女性の約6割が
出産後も働き続けたいと思っていた」ことがわかりました。

調査の対象者は、
小学生以下の子どもを持つ20~59歳の
現在、正社員で働く女性、離職した女性、それぞれの配偶者と、
小学生以下の子どもを持つ社員の上司または同僚の
計2100名です。

出産前の思いとして
「できれば出産を機に退職し、その後は仕事持ちたくなかったか」との設問への回答は
「そう思う」6%、
「ややそう思う」14%、
「どちらともいえない」20.7%、
「あまりそう思わない」29.3%
「そう思わない」30%となっています。

59.3%が産後も働きたいと思っていたようです。

実際、正社員を辞めた女性のうち
全体の47.0%がその後、パート・アルバイトとして働いています。

離職した理由は、
「子どもの成長を身近で見ることができない」が
どの層(子どもの年齢別層)においてもトップ3に入っていますが
その他では
「希望する時間で働けない」
「職場で迷惑をかけているので肩身が狭い」
「自分の体力が持たない」
「休みが取りづらい」
が高い割合を示しています。

一方、現在も働いていて「ワークライフバランスが取れていない」と
感じている女性正社員のうち
49.1%が「仕事量を調整してほしいと上司に伝えていない」ことがわかりました。

以上の結果から同研究所は、
ワークライフバランスが就業の継続に影響し、
離職を回避するためには、
業務量などについて上司と相談できることが望ましいとしています。

面談などで定期的に上司や人事担当者から
中長期キャリアをイメージできる働き方ができているか、
声掛けができると良いですね。
また悩んだときには本人から気軽に相談できるよう
日頃からコミュニケーションを取り、
チームとしての関係性を築くことが大切と言えます。

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