「ミス」と「人格」は別物!指摘するときの注意点

おはようございます!

本格的に寒くなりましたね。

朝なんて暖房をつけなければ布団から出られないという軟弱ぶりを見せている浅沼です(^-^;

さて、先日のメルマガでお送りした「ハラスメントの内容」について。

その中でも私が「パワハラ」に対して普段思っていることや意識していることをお話ししたいと思います!

「人格否定」にならないように

まず、大前提として部下がミスをした時は必ず指摘をします。

そうでないと

・自分の所属している企業
・取引先
・部署の人たち

などに少なからず迷惑がかかりますよね。

それに対して何も言わずにいるのは、私の

【仕事放棄】

になると思っています。

ただ!

その際は

【ミスや行動のみを指摘し、人格までは否定しない】
【指摘するだけでなく、今後の提案をする】

ように、最新の注意を払っています。

例えば同じミスを繰り返した時。

「前にも言ったけど、なんでそんなこともできないんだ?ちゃんとやれよ」

のような言い方だと「そんなこともできない能力が低い人」という人格否定が少し混ざっているように思いますし、課題に対しても放置気味です。

これでは具体的にどうすれば良いか分かりづらく、モチベーションの低下にも繋がります。

部下に指導する事実は同じでも

では、どのようにすれば良いのでしょう。

例えば、こちらから細かく

「この件は◯日の◯◯の時に伝えたよね。今後、メモを見るときはやるべき内容だけでなくメモした日付と期日も確認して行動したら、出来る様になるかな?」

などと指導するといかがでしょうか。

部下のミスを指摘した事実は同じですが、寄り添うように一緒に課題に取り組む姿勢で行動レベルで落とし込むと、相手も具体的にどうすれば良いかわかります。

疑問形で、相手から返事や答えを引き出すこともポイントです。

人は自分で決定をしたことに対しては一貫して守りやすいという心理があるためです。
(これを心理学用語で“一貫性の法則”と言います。)

また、パワハラにならないもう一つのコツは

【自分の怒りや感情が混ざっていないかどうか】

を考えてから話すことです。

私自身、過去に強めに指摘していた時は、ほとんどの確率で自分がイライラしていました。

部下のミスは良くないことですが、それと私の感情はまた別物です。

怒りという感情は部下の問題ではなく、私の問題です。

いわゆる私のセルフコントロールです。

怒りに任せて指摘をすると、余計なことまで言ってしまい、それこそ人格否定になりがちです。

上司というのは、単純に会社に早く入社して色々なことを知っていたり、経験をしているだけで、それが『偉い』わけではないと思っています。

ミスを指摘できる立場にあっても、怒ってもよい立場ではないと。

喜怒哀楽に関しては同じ人間として対等かな、と考えています。

上司と部下である前に

『同じ人間である』

という事を意識するだけで、ハラスメントは未然に防げるのではないでしょうか^^

編集後記

なぜこれらに気付いたかというと、私自身が昔の職場で人格否定をされ続けたからです(^^;

参考までに下記の内容
https://mitsucari.com/blog/power_harassment_words/

の8割くらい言われ尽くしました。笑

当時は困りましたが、今となっては全く気にしていないですし、やる側でなくて良かったと思っています!

今後も気をつけていきます⭐︎

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