女性の「お母さん」についての多様性
女性にとっての家庭外での「お母さん」とは?
こちらの記事で目にしたのですが、最近では教師の事を
「お母さん」
と呼ぶ子が増えているのだそうです。
しかも、それが小学生ではなく、大学生、さらには社会人もいるのだとか。
社会人という事は、教師ではなく“職場”でという事です。
特に職場の上司は子育てをしながら働く、いわゆる「ワーキングママ」が多いと思います。
ワーキングママたちは子育てを経験してる事もあってか、男子性部下にとって頼れる存在になっていているのかもしれません。
ただ、“頼りにする”のと“甘える”のとでは全く異なりますので注意が必要です。
そのように甘えてくる部下がいて困っている女性社員も少なくないようですが、その一方で、女性教員が
「私はみんな(学生)のお母さんだから」
「生徒は子どもみたいなもの」
と言ったり、職場の管理職の女性が
「私は職場のお母さんだから」
と、自ら「お母さん」と宣言する事もあるとのことです。
さらには、お母さんと見られることで
「女性として見られていなくて悲しい」
といった全く違った角度からの声まであるようです。
このように、女性たちの「お母さん」と呼ばれたり、思われたりする事についての捉え方はさまざまです。
要は
「多様性」
だということです。
自らお母さんのスタンスをとる女性にはそれに近い距離感で接し、特に自ら言わない女性には意識することなく、部下としての距離感を保つの事が大切だと思います。
一歩間違えるとハラスメントの問題にもなりかねませんので、当の本人がどのようなスタンスなのかをよく理解して接する事が、働きやすい環境の実現になるのではないのでしょうか。
特にキャリアをつみ重ね、管理職になってくると、部下との年の差も開いていくので、思い込みを外し、部下のスタンスを把握することは必須になりますね。
編集後記
私は小学生の頃、担任の先生のことを間違えて
「お母さん」
と呼んでしまった事があります。
それも一度ではなく。
当時はとても恥ずかしく、とっさに「先生」と言い直したものです・・・。
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