それは謙遜?過小評価? ~インポスター症候群の乗り越え方~

いつもありがとうございます。
月1回お届けしています「Woomax通信」Vol. 93
今月は臼井あかねがお送りします。

今月の「Woomax通信」をお届けいたします。

1. Woomaxコラム

それは謙遜?過小評価? ~インポスター症候群の乗り越え方~

人を称賛したとき、
「ありがとう」とメッセージを素直に受け取ってくれるパターンと
「全く、そんなことないよ」と受け取ってもらえないパターンがありませんか?

私は、前者の場合とても嬉しく思います。
しかし、後者(謙遜の域ではない受け取り拒否)の場合に

「もっと自信を持っていいのに!!」

と思ってしまうこともあります。

組織では、
「某女性社員に昇進を打診したら
『自信がないから』と断られた」というケースも聞きます。

過度に自己評価が低い場合、
それは インポスター症候群 かもしれません。

詩人、ジョン・ドライデンは
「はじめは人が習慣を作り、習慣が人をつくる」
という言葉を残しています。

自分を卑下するような言動を繰り返していると
それこそがますます
自分自身の価値を下げてしまいかねません。

  • インポスター症候群って何?
  • その傾向がある相手に向けて、何が出来るか知りたい

という方はぜひこちらの動画をご覧ください。

  • 脱却するために当事者がどうすればよいのか知りたい

という方は、下記を参考にしてみてください!

インポスター症候群を脱却する3つの方法

インポスター症候群から脱却するために、
今すぐ簡単に出来る方法を
3つご紹介します。

1)今日やったことだけをメモする

終業後や就寝前、ほんの1分間で構いません。
今日、自分が行なったことを紙に書き出してください。

その際、
「上手くいった/いかなかった」「こうすればよかった」
などの評価や感想は入れないようにしましょう。

例えば、

  • 〇〇の資料を作成した
  • A社とB案件について打ち合わせした
  • 顧客Cさんからの問い合わせに対応した

こんな程度で十分です。

これらは紛れもなく自分の「今日の成果」です。

「私は今日これらをやったんだ」と
自信を持ってください。

「自信」は、
何か大きな事を成し遂げた時に得られるとは限りません。

「自信」は、
その字のごとく「自分を信じる」ことです。

1日の中の一つ一つの行動の積み重ねが
次第に、大きな成果として形が現れ、
「出来た」「やり遂げた」「成功した」に繋がります。

その一つ一つを反省ばかりしているのは勿体ないですね。

行動の積み重ねと共にこのメモを続けて、
「昨日より、成長した/前に進んだ 自分」を
認めてあげましょう。

2)履歴書・経歴書を書いてみる

履歴書・経歴書は、転職時でもなければ
あまり書く機会がないものですが、
書いてみるとキャリアの棚卸しが出来ます。

とりあえず1枚買って、
またはフリーのフォーマットをネット上から
ダウンロードして書いてみましょう。

転職する予定はなくとも、
理想の会社の面接官のリアクションを想像して
「過不足なく書けているか」
「どんな書き方をしたら、採用してもらえるか」
をチェックしてみてください。

方法1とも似ていますが、
客観的に見てみると
自分が貢献した仕事が確実にあると思います。

上手くいかず工夫した点、
メンバーと協力した点なども
柔軟性協調性として
アピールできるポイントですね。

視野を広げ、
長期スパンで振り返って
自分を認識できる方法です。

3)褒められたら否定せずにお礼を伝える

先日のWoomaxブログで浅沼も
「褒められたときは、否定せず
素直にお礼を言うと良い!」と書いています。

本当に、その通り!

せっかくの他者からの厚意や好評を
「本当は違うんです」と言う必要は
微塵もありませんよね。

お礼で済ませるのはハードルが高い…と感じる方は
「ありがとうございます」にプラス、

「最近、褒められたら素直にお礼を言うことにしています」

「そう言ってもらえると嬉しいです」

など
相手の意見(褒め)を否定せず
謙遜が伝わる一言を
付け加えてみるといいと思います。

謙遜か、自虐か。その違いは何?

実は私もインポスター症候群の気があるので、
自分なりに実践してみたことを踏まえて
この3つを挙げました。

自戒も込めて少し厳しい表現をすると、
自己評価と客観的な評価の
ズレが大きい、ということは
自分を理解できていない、とも言えます。

今回挙げた3つの方法は、
「自己評価と 客観的な評価の 違いを知る」
ことがポイントです。

他者からの高評価も、否定し続けていたら
相手もそう気持ちいいものではありません。

周りからの評価を
自分の想像で誤解したりせず、
掛けてくれた言葉そのものをまずは素直に受け止めましょう。

インポスター症候群について、
もっと理解を深めたい!という方は
こちらもおすすめです♪

『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』
日本経済新聞出版
シェリル・サンドバーグ (著), 川本 裕子 (その他), 村井 章子 (翻訳)


言わずと知れた、
「インポスター症候群」を全世界に知らしめた
Facebook社COO シェリル・サンドバーグ氏のベストセラー。

『脳内ポイズンベリー』

集英社

水城 せとな

以前、竹之内が社長ブログで紹介した漫画です。

主軸のラブストーリーも楽しめますが、
それとは別に
「主人公の櫻井いちこがもっと自信を持っていたら…?」
という観点で読むと新たな気付きが生まれます。

作者の水城 せとなさんは
現在、公開中の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の
原作者でもありますが、
『脳内ポイズンベリー』も映画化されています。

WoomaxのYouTubeチャンネルでは、
また弊社宣伝部長マックスが登場!
インポスター症候群に関する疑問に
ダイバーシティコンサルタント・青柳が回答しています。

ぜひご覧ください!

2. 公開講座のご案内

管理職のためのダイバーシティ・マネジメント研修
(主催:日本能率協会)

◆ねらい
価値観の違い、世代間での価値観ギャップを理解することを通じて
自身の無意識の思い込みと「違い」を認識する。
その「違い」を活かしながら、部下の強みを引き出す育成術を学ぶ。

◆対象
・女性・若手部下を育てる管理職の方
・「信頼される上司」を目指すリーダー・管理職の方
・女性活躍推進、ダイバーシティ推進のご担当者

◆日時
・2020年11月9日(月)9:30~17:00
・2021年02月10日(水)9:30~17:00
※どちらの回も同様のプログラムです。

◆会場 日本能率協会・研修室(東京)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
最寄り駅:都営三田線 「御成門駅」 A1出口より 徒歩5分

◆参加費 53,000円(税抜き)

◆講師  青柳 未央(あおやぎ みお)

◆持ち物 筆記用具

お申込はこちら

『第21期 女性マネジャーのための 課長塾』
(主催:日経ビジネス)

◆こんな方にオススメ
・社内にロールモデルがいない
・部下をどうまとめたらいいかわからない
・社内で相談できる相手がいない

◆日程
2021年4月26日(月) 9:30~17:30
2021年5月11日(火) 10:00~17:30
2021年5月25日(火) 10:00~17:30
2021年6月8日(火) 10:00~17:30
2021年6月22日(火) 10:00~17:30 (*)
2021年7月6日(火) 10:00~20:00

*必ず全6回とも同じ方がご受講ください。

◆会場:
第1~3日 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター Room A (1F)
第4~6日 御茶ノ水トライエッジカンファレンス

◆参加費:349,500円(税込み、全6回昼食付き)
※上記通常金額より割引した講師紹介価格をご案内できますので、
ご希望の方は当社宛にご連絡ください

◆講師:竹之内 幸子(たけのうち ゆきこ)(*)第5日のみ

詳細・お申込みはこちら

3.編集後記

「自信がない」と言う人は
「自信を持てるような”実力”がない」と
感じているのではないかと思いますが、
理想の実力には達しておらずとも
過去~今の自分の実力を、信じる。

それが自信になるのだと思います。

今月も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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