リケジョレポート 第二弾 杉原由美子さん(仮名)その1

あっという間に2014年が始まってから1ヶ月が経とうとしております。

は、早い。
 
さて、お待たせしました。

リケジョレポート、第二弾です。
今日は杉原由美子さん(仮名)。
お仕事は、食品会社での基礎研究です。
またもや、食品の基礎研究って??な私にわかりやすくご説明いただきましたが
「健康に良い成分を見つけて、それをどういう食品にするかを考えるお仕事」だそう。
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※杉原さんは写真NGなので、こちらはイメージ。ご本人ではありません。
■理系の道に進んだ理由は?
 好きな科目が理科、生物、数学だったから♪
もともと、お父様が生物好きでその影響が大きいとのこと。
数学も「得意」だったことから、高校では理科系を選択
大学は農工系へ。理系とくれば、ひとくくりで男性の園?と思いがちですが、
杉原さんが進んだ農学部は男女比が半々。同じ農工系でも、工学部は女性少ないそうです。
 
■大学時代は何に力を入れましたか?
応用生物化学は、座学と実験の日々でした。
 期間限定の実習はイベント的に楽しかったそうです。
■卒業後の進路はどのように考えていましたか?
大学4年になってから、考え始めた。
 「食べ物」そして「食べること」が好きだったので、 食品会社で働きたいなと思いました。
就職は何社も受けて、しかし、希望通りの会社に入社できたとのこと。
大学のゼミの1つ上の先輩が会社を知るきっかけを創ってくれたということで
やはり、持つべきものはゼミの先輩って企業にとっても、大きい存在ですね。
 
■日々の業務はどんなことを?
営業担当から、お客様のニーズやリクエストをもらい
   配合→試作→評価 を繰り返す
「もっと口どけを良くして」「もう少ししっかりとした味で」
など、お客様のニーズやリクエストは、けっこう漠としたものが多いとのこと。
だからこそ、イメージして配合して、試作して・・・の繰り返しなんですね。
見えないものを形にする。五感フル回転のお仕事です。
ここのチーム構成も男女半々だそう。理想的!
 
■今の職場、会社の働きやすさはどうですか?
女性として働きやすいと思う。
杉原さんの研究所は男性上司にも女性の先輩へも
相談しやすい風土、環境なので入社してから今まで
働きにくいと感じたことはなそうです。
 
■出産して戻ってきている人はどのような働き方をしている?
産休前と同様のチームで復職している。
 
やはり、チームによっては 
「研究員が一人時短になることで、周りに仕事のしわ寄せがくる」
という声も聞こえてこないわけではないそうです。
しかし、風土的には会社は、一人一人多様なライフイベントは「あるもの」だと認識
不満を言われないようにするには、当事者が頑張ることで回避できると思う。
具体的には、他の人に、担当が増えたなど仕事をしてもらう状況に
仕方ないじゃないと開き直るのではなく、感謝の言葉をかけてフォローしたりなど、
コミュニケーション面の工夫で変わる。
風土はOK 個人のコミュニケーション能力は問われるところ、、とのことデシタ。
 
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ふむふむ。
やはり、学生時代に、その時に意識せずとも、
何を学んだか、何を経験したか、誰と出会ったか、誰と過ごしたか、
・・・が社会に出てからの、その人のベースの一層になってるなあ~と感じました。
次回は、杉原さんの今後の目標と、プライベートについて、お届けいたします!