おっさんレンタル
タイトルは、昨日、教えていただいたとあるサービス。
話題は「人生100年時代」からの~「シニア活躍とは?」からの~「おっさんレンタル」
「イケてると勘違いしているおっさんを1時間1,000円からレンタルできる」というサービス。
おっさんは、雑用、雑談、人生相談などユーザーの様々なニーズに応えるらしい。
サイトを覗くと「人の話を聴き過ぎおっさん」とか「人の話を聴きます」とか「おっさんカウンセラー」とかがたくさんいて、「(自分の金銭的利益につながらないと)人の話を聴けない=おっさん」というアンコンシャス・バイアスがありまくる私は、
マジか?マジで??
…と登録のおっさんたちのプロフィールをクリック、またクリックと繰りかえし
電車でおっさんレンタルのHPを読み耽り、「おっさんレンタル」というキーワードが頭に溢れ、
あわや私の中でゲシュタルト崩壊を起こしそうになるまで集中し、あやうく最寄駅を乗り過ごしそうになってしまった。
なんと、面白い。
私は勉強不足で知らなかったのですが、
2012年にサービススタートされているので、Woomaxと同い年じゃないですか。
2016年には「ゆとりですが、なにか?」の中にも登場していたらしい。
ねとらぼの記事に西本CEOの「なぜ、おっさんレンタルか?」に答えているインタビューが載ってるので、まあ、読んでみてください。
お客が払う1,000円はおっさんの収入になり、「おっさんレンタル」運営者は、おっさんからの加盟金(月/10,000円)で賄っているらしく、高収益ビジネスモデルではまったくない。
リソースになるおっさんの募集は基本インバウンド。応募するおっさんが続々といるわけだ。興味深い。
私はかつて、起業するなら「自分の気持ちを聴いてほしい女性」のニーズを満たす「傾聴カフェ」がやりたいと思っていました。
ただ、女性は非日常空間を味わった中で話すのもいいのではないか?と考え、顧客はマリーアントワネットみたいな仮装、いやいやドレスアップをし、アフタヌーンティーをいただきながら、フェルゼンみたいな異国の貴族に「誰にも言えない悩み」を吐露する場を提供するのはどうだろう??とか考えていたんですが、まず、フェルゼンみたいな異国の貴族のスタッフ候補は売れない役者や売れないバレエダンサーの小遣い稼ぎならいいんじゃないかと思ったんですが、傾聴教育をすることが無理だろうと、早々に諦めてWoomaxの方のビジネスモデルに頭を切り替えたのです。
しかし、この「おっさんレンタル」のニーズを見ると、昔私が想定していた通りだなと実感。
そして、ビジネスの継続所以は非日常感ではなく、手軽さとシンプルさを追究したところだなと思いました。
高収益ビジネスモデルではなくとも、世のニーズに応え、おっさんたちにやりがいを提供する素晴らしいビジネス。だからこそ、類似サービスも出てますね。いやいや、勉強になります。
私も、いつか、おっさんレンタルしてみよう。西本CEOと1時間話してみよう!!と思いました。