気持ちの理解は必要条件
女性脳は価値判断の基軸が「気持ち」である。
なので、自分の気持ちを理解してもらえると嬉しいし
その中でも相手矢印タイプは相手の気持ちを理解しようとする。
と研修でもお伝えし、本にも書いています。
もちろん「女性はすべからく」…とは申してはおりません。
…が、「解決・共感」でググれば男女の擦れ違いの代表格の如く
あらゆる記事が列挙されること、ご承知の通り。
ということを踏まえると女性脳で相手矢印タイプの苦悩の多くは
相手を理解したがっていることに要因であることにも納得します。
5月はなんと5人の女性リーダー、女性管理職、女性経営者の悩みが
突き詰めると「相手を理解したい」という欲求からなるものだったのです。
全員「相手矢印」で、「共感」を大切にしている方々です。
息を吸うがごとく「相手の立場」や「心情」「考え方」「価値観」を慮り
「理解」し「寄り添う力」が高いのが強みです。
ただ、「強み」と「弱み」は表裏一体。
いつも「理解」出来ることが出来ないのはとても苦しいことになります。
彼女たちの悩みはいずれも
「△△ということでお客様に迷惑がかかる」
「■■という行動のおかげで☆☆になり困った」といった感じで「事象に困っている」
という風なのですが、事象の解決に最短にアクセスする提案に中々行動できない。
「相手を理解しないと自分も相手もHAPPYじゃない」という潜在的な想いから
まず、なぜ相手が「△△」や「■■」するのかを考えてしまう。
だから、声を大にして言いたいのは、
いくら多様性の時代とはいえ、いえ、多様性の時代だからこそ
共感しやすい人は意識して、理解無用を実行する覚悟が必要である。
ということです。
理解無用とは、理解する必要のないことです。
理解不能とは、理解したいのに出来ないということも含まれるので理解無用とは似て非なるものです。
共感しやすい人はどうしても相手の気持ちや背景を知って尊重したいという欲求があり
信頼関係が構築される=理解しあっていると言うことが心地よいので
どんな人とも理解し合いたいと思っています。
が、どんな人とも理解し合うということは困難です。
ライフワークで72億人と理解し合う!といったテーマにチャレンジするのは素晴らしいと思いますが
仕事には「GOAL」があり、「納期」もあり、「予算」というものもあります。
「理解」を優先第一に出来ることは少ないでしょう。
「理解」は「必要条件」ではありますが、「十分条件」ではないのです。
・・・が気持ちが基軸の女性脳の多くは「十分条件」だと思っちゃうところがあり最優先にしてしまうきらいがあると思います。
ブレない自分になるためには、意識して
「理解無用の場合もある!!!」と別の「コト」に集中してみましょう。
意識しないと相手にアクセスするのが利きコミュニケーションの人はどうしても
私なら、あんな言動はしない。⇒なぜ、あんな言動が出来るのだろう?⇒理解できない⇒不快
あんな言動をしていたら仕事が回らないのに・・・⇒なぜ、あのような言動しかできないのか理解できない⇒不快
のループに嵌りやすいので、嵌りそうになったら「あれ?また私共感しようとしてないか?」
もしくは「共感してもらえないことが哀しいのか?」と自己内対話をしてみてほしいです。
「あの人に共感する必要はない(=理解する必要はない)」
「あの人に共感してもらえなくても良い(=理解してもらわなくても良い)」
かどうか自分の中で検証してみる。
検証するにはちゃんと仕事なら仕事の、ライフワークならワイフワークのGOALに
照らし合わせないと不快ループに嵌ったままになりますから気をつけてくださいませ。
写真は、毎月一回、飽きっぽい私が嬉々として生徒として4年通っている「哲学の会」です。
4月5月はまさに「必要条件・十分条件」について学びました。6月もかな?
哲学を学ぶと実社会がとても生きやすくなります。
誰でも受講可能なので、ぜひ皆さんも一緒に学びましょう\(^o^)/
ご興味のある方はこちらにアクセスしてみてください♪