言葉は大事

関東、台風の影響がまだまだすごいですね。
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今朝、息子の通勤路線の、とある区間が路線陥没により
「電車に乗れない」とメールが入りました。
電車は不定期に走ってはいるけれど、どこ行きの電車かよくわからない状態で
ホームに人があふれているとのこと。
発達障害がある人にとって、不測の事態への対応は
中々高いハードルです。
「いつ動くのか、わからない。」
という状態は、障害の有無を問わず誰にでも多少「不安」という
ストレスはかかることだと思いますが
過去経験・情報・知識への脳内アクセスに障害がなければ、
起こった事象に対し解決策が瞬時に出る健常者とは違い、
アクセスに時間がかかる、アクセス先が迷子になるタイプの
障害がある場合、不測の事態はパニックにもつながります。
ウチの息子はハンディがあるのに、どうして
自分でふんばって対応できるように育ったかなあ~?
とつらつら考えてみましたが、
不測の事態が起こった時にやることをシンプルに明確にしておいた。
①会社に連絡する
②自宅に連絡する
不安なことが起きても
「何が起きても、この2つさえやればいい」
と伝えてあるから、きっと安心できているのだなと思います。
会社に連絡した後、私に連絡(主にメール)があるので、
私は、会社の返答を見ながら次のアクションを伝えることができます。
私「まずは、遅延証明書をもらうこと(このメール駅員さんに見せて紙をもらって)」
 「会社には報告してあるから、安全第一の出勤でいいよ」
息子「10時ころ運転再開だって」
私「そうなんだ!あと2時間くらいあるね。その旨、会社に報告してね」
息子「今日は休んでいいそうです。その代り●日も出勤します」
私「そうか。よかったね!」
息子「家着きました」
とりあえず、振り返ってみて、私は、やはり、否定語を使わずに会話してるな~~~ってことにも気づきました。
「無理して電車に乗らないように」
「会社の人に心配かけないようにね」
ってことは、思うのですが、これを言葉にすると
混乱したホームでぎゅうぎゅうになりながらも乗り込むイメージが脳内に広がります。
会社の人が心配している顔も一瞬イメージしちゃいます。
言葉通りに脳は反応(イメージ)する。
イメージしたとおりに意味づけをし、行動する。

不測の事態そのものは「不快」なので、ありのままだったら「不快」な記憶が積み重なる。
しかし、不測の事態への対応で「出来たこと」を「出来た」「よかった」と認識することは
「快」であり「快」の記憶が積み重なると、
次の不測の事態に対しても不安が先に来ることは無いんだろうなと思います。
いつも研修で、「自分との約束を守る自分を積み重ねて自分を信頼する自分を作る=自信をつけてほしい」
と伝えています。
ウチの息子の事例は
世間一般、他者にとっては「そんなこと、すごくも何ともない当たり前のこと」なのですが
自分にとっては、「出来にくいことが出来た経験=ありがたい=すごい!」
と都度都度、本人にそう認識してもらえるよう務めて働きかけてたな~と感じます。
言葉は本当に大事で、そこから何をイメージし、何を積み重ねるかが
どんなライフスタイルを形成するかの鍵だな。。。と感じ入った朝でございました。
さて、今、大阪に向かっていますが、名古屋はピーカン!
でも、向かってる大阪は雷雨マーク。。。
縦断してるなあ~と実感中。
引き続き、まだまだ荒れた天候の地域もあると思います。
これ以上の被害等が出ませんようにお祈りいたします。

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