「ごめんなさい」その前に
皆さんは「謝るときの心得」ってあるでしょうか。
・すばやく相手にまず、謝る
・言い訳をしない
・心から謝る
・・・いろいろ有ると思います。
謝まるという行為は
事前に用意して出来る対応ではなく、
不測の事態といいますか、コトが起きてからの
対処、対応になりますのでうまく謝れない
謝罪は苦手・・・という方も多いと思います。
苦手を克服するためには?
といっても謝罪は、不測の対応だから経験値を積み重ねるしかないのでしょうか?
それは、
何もない平時に「謝る」という行為の前に
「大切なことは何なのか?」を自分の心に明確にしておくこと。
私は「謝る前に一番大切なこととは相手を真に慮ること」だと思っています。
それには、相手(怒っている人、悲しんでいる人)は、自分がした行動によって傷ついている、ということをまず知る。そして理解することが大事です。
どうしたら知ること、理解することが出来るのでしょうか?
まずは、自分にフォーカスせずに相手にフォーカスをします。
ついつい、有事には
「起こしてしまったことはしかたない」
「相手がどう感じているかは想像もつかないから自分が出来る最大限の事をしよう」
「すぐに(まずは)謝らないと!」
という行動に走ってしまうもの。
しかし、怒っている人、悲しんでいる人にとっては
①「何によって傷ついたか」を理解し、
②その後、きちんとそこに「配慮をしてくれるであろう」という証
・・・がないと、真の意味で赦せないものではないでしょうか。
相手が上記2点を明確に出来ていなかったら
相手に「もやもや」させ続けることになります。それでは真の謝罪になりません。
さて、上記2点を明確に伝えるにはどうしたらよいのか?
まず、「所詮、相手の気持ちはわからない」とあきらめずに推測してみる。
相手がどんな気持ちなのか、相手のことを理解しようと
考えたり感じたりしてみる。
紙に書き出したり、文字にすると明確になりやすいです。
明確になったら、「察してチャン」はNG。謝罪時にきちんと言葉で伝えましょう。
自分はちゃんと理解したのか、相手に理解してもらったのかは
「確認する」ということが不可欠・・・です。
これらは不測の事態のときには中々出来ないプロセス。
相手のことを理解しようと考えること。
考えたら、感じたらそれを相手に「伝えること」「確認すること」が大事なのだと
実践あるのみですね。
さて、では、「謝られた側の心得」というのもあるかと思います。
それは、また今度~~~