病的に自分が好きな人

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人は誰しも「自分は特別」で、「自己愛なしでは生きられない」生き物なのでありますが
私は正直、「自分のことしか好きじゃないオトナ」が非常~~~に苦手です(^^)

苦手と言ってもこの本で書かれているとおり、
「自分至上主義な方々」は今後破竹の勢いで勢力拡大していくと思われ
ダイバーシティな世の中、そんな特性の方々と
どのようなコミュニケーションをとることができるのか・・・、は
私のここ数年来の命題でもあるわけです。

この本から、なるほどなヒントが沢山もらえました。

自己愛を真に社会化された充足を目指す努力の原動力にするには
「失敗を恐れずに行動すること」

これだけだと、「なーんだ。当たり前じゃない!」で終わると思いますが
失敗を恐れないようになる「工夫」も紹介されているのです。

それは失敗に対する反応のクセを意識して直すこと

失敗を恐れ、失敗から学ぶことが出来ない人は、失敗に対して感情的に反応する傾向がある

「そんなの私のせいじゃないもん!」
「また、オレ、失敗しちゃった。もう人生おしまいだ!」

何が「私のせいでない」のか、
本当に「人生おしまい」なのか・・・

根拠の無い主観的な思い込みに浸って逆ギレのごとく感情的になっているに過ぎない自分を

自覚してもらうこと・・・それが第一歩。

失敗から学ぶ姿勢を持つ人とは、失敗に対し感情的に反応するのではなく
失敗の原因をしっかり把握したうえで反応(認知反応)する。

(自分の)どこがいけなかったのか?
(相手に)どう対処したらよいのか

失敗から学ぶ体質になるには感情的に反応するクセを直し、認知反応のクセを取り入れるコト。

研修でも、OJTでも、マネージメントでもこの工夫を伝え、意識させられるようにすることがポイントなんですね~。