カーネーション
NHK朝の連続テレビドラマ「おひさま」でもっとも印象居残ったのは
私のイメージする「昭和初期の男性像」とはかけ離れた
「妻に対し、傾聴、承認、提案のできる理想の夫【和成サン】」でした。
そんな和成サンに会えなくなるのは寂しいなぁと思いつつ
10月からスタートは「カーネーション」
ファッションデザイナー・コシノ3姉妹の母でデザイナーの草分けとなった
小篠綾子さんをモデルとしています。
その綾子さんをモデルとした主人公「糸子」が
■女だからってだんじりの上に乗れないと同級生に笑われるシーン
■女だから商売は教えられないと父親に言い放たれるシーン
■女は一歩下がって男を立てるもの、立てるべき、そうなさい!と教えられる学校の修身のシーン
本日、一緒に見ていた息子は
「これ、時代錯誤だね~」
「今の時代は逆だよねぇ~」などとつぶやいておりましたが
私は、現代も大きく変わった部分と
さほど変わらない部分とがあるなぁと考えておりました。
まあ、家庭内で奥さんの実家にお金を借りさせて
それを当然と受け取り、夜中なのに
「ご褒美はぜんざい」と伝え
「ぜんざい?おなか一杯ですから今日は結構」と断ろうとする妻に
「オレが(用意させたぜんざいなんだから)喰えといったら喰え!」
・・・と、怒鳴れるような夫は、存在しているとしても、
確かに現代ではマイノリティでしょうね。
そんな男性を「かわいらしいなぁ」と思う女性も少ないでしょうし
(私は、小林薫さん扮する糸子のお父さん、かわいらしなぁ、って思っちゃいます)
今の時代は「モラハラ夫」の烙印が押されちゃう可能性が高いかも。
しかし、社会ではどうでしょう・・・・。
男性しかいない、入れない聖域もまだまだ現存します。
管理職比率の男女比は以前1:9のまま
そろそろ世界ジェンダーギャップ指数が更新される時期ですが
果たして日本は94位から躍進できる要素はあったかなぁ~?
朝ドラに話を戻しますと、
それでも糸子はめげないです
制約がある。その事実を受け止める。
しかし、その中でも楽しいことを探します。
彼女の中ではそれが「洋服」「ドレス」だったんですね。
これからの彼女の活躍、考え方、は私たちが働く上でも
ヒントになりそうな在り方が詰まっていそうです。
これまた、朝が楽しみになりました~☆
椎名林檎の歌う主題歌「カーネーション」も
変ロ短調好きな私のせつなスイッチを押しますね~。