あなたは、やる人ですか?やらない人ですか?

「いざというときには、自分だってやりますよ」
「大変になったときは協力しますよ」
という人がよく居ますが、
私は、今やらない人は有事に動くことは出来ない人だと思います。
できない人、ではありません。
やらない人・・・です。
有名なアメリカフロリダでのディズニーランドの話があります。
ある日、男性が「落し物をしてしまった」とインフォメーションにきました。
お子さんが大事にしていたサイン帳。
ミッキーやミニーやドナルド・・・沢山サインをもらって
宝物にしていたそのサイン帳を、落としてしまったそうなのです。
話を聴いた女性キャストは、園内のすべてのセクションにアナウンスをして、
もちろん、他の手の空いてるキャストに声をかけ、パーク内をくまなく探したのですが
残念ながら、そのサイン帳は見つからなかった。
すると、女性キャストは、落としたサイン帳とまったく同じデザインの
サイン帳がお店にあることに気づき、
いろんなエリアを歩き回り、できるだけ沢山のキャラクターたちに
サインを書いてもらって、そのお父さんに差し出したそうです。
お父さんはココロから感動し、その女性キャストや周りのみなさんに
何度も何度もお礼を伝えて帰っていきました。
これで終わっても「いい話」ではありますが、続きがあります。
後日、そのお父さんから一通の手紙が届いたそうです。
じつはあの時、連れてきていたお子さんは脳腫瘍をわずらっていて、
余命わずかといわれていた状態だったのです。
 
「あなたが用意してくださったサイン帳を渡した時の、
息子の笑顔が忘れられません。
『うわ~!見つけてくれたんだんね!すごい!パパありがとう!』
本当に本当に幸せそうな笑顔でした。
数日前、息子はこの世を去りました。
ずっとサイン帳をそれはそれは大切そうに眺めていました。
『ディズニーランド楽しかった。また絶対行こうね』
彼は、サイン帳を抱えて眠りにつきました。
もしあなたがあの時、サイン帳を用意してくださらなかったら、
息子はあんなにも安らかな眠りにつけなかったと思います。
息子はディズニーランドの星になったと思っています。
あなたのおかげです。
本当にありがとうございました。 」
本題です。
この女性キャストはお子さんが難病であることを知らなかった
 しかし、普段から、その目の前の人にとって一番HAPPYなことは何だろう?ということを考え
それがあたりまえと行動してきた人だから、サイン帳を渡すことが出来た。
もし、お子さんが脳腫瘍、という事実を知っていたなら、
ほとんどの人があの女性キャストと同じことができるかもしれない。
しかし、このキャストはその事実は知らなかった。
もし、彼女が「申し訳ございません。見つかりませんでした。」と
あのお父さんに伝えるだけで終わっていたら、彼はひどく落胆し、
後悔したうえに息子の死後、悔やみきれない自責の念に駆られたと思います。 
彼女の仕事は、お父さんとお子さんの人生に幸せをもたらせたのです。
狙ってそうしようと思ったわけではない。
毎日、毎日、目の前に居るお客様のために
あたりまえのことをあたりまえにやり続けることの大切さを
本当に教えてくれるエピソードだなって感動しました。 
これは日常に落とし込む仕事人としてのあり方を問うてますが
できること、気づいたことからまずはじめる癖を付けることがダイジデスヨネ。
たとえば、掃除
「お客様が来たらキレイにするもん」ではNGですね。
自戒を込めて、
意識したら、自分の行動は変えられる。