「家族と暮らす男性が家事と仕事の両立をはかるには」
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月1回お届けしています「Woomax通信」Vol. 83
今月は浅沼譲（あさぬまじょう）がお届けいたします。
目次
1. Woomaxからのお知らせ
「家族と暮らす男性が家事と仕事の両立をはかるには」
7月に発表された総務省の労働力調査で女性の就業者数が初めて3千万人を超えました。
出産・育児などで、30代での就業率が下がる
「女性労働力率のM字型カーブ」
も解消の方向に向かいつつあります。
では、女性たちの「働きやすさの実感」はどうなのでしょうか？
女性活躍推進に関する意識調査
パソナ総合研究所が現在就業中の約2,000人の女性に『女性活躍推進に関する意識調査』を実施したところ
「働き方の理想と現実にギャップがある」
という回答が約半数を占め、どの年代も
「収入・待遇が希望と異なる」
「仕事内容が希望と異なる」
という結果だったそうですが、30代～40代では
「プライベートの時間が確保しづらかった」
「仕事と家庭の両立ができていない」
という回答が多かったとのことで
【家庭や育児と両立して働くことに苦戦している女性が多いのではないか？】
と同じ30代として考えさせられました。
「夫婦ともに外で働き、家事もすべき」
既婚者を対象に夫婦の働き方についての考えを聞いたところ、全年代の約7割が「夫も妻も外で働き、夫婦で家事もすべき」との回答で、配偶者に満足していないことは
「家庭内での役割分担の不明確さ」
が全ての年代でTOPでした。
しかし、結婚する前に実家から独立している成人なら男性でも女性でも仕事と家事は両立しているはずです。
それにもかかわらず、なぜそんな状態になるのでしょうか？
共働き家庭が増えているのに、家事をしない男性が多いのはどうしてなのか？という問題点について、立命館大学の筒井淳也教授がこの記事で述べられています。
私は独身で、独り暮らしの経験がありますが、今は療養中心のため実家で暮らしています。
独り暮らしをする以前は家の手伝いをほとんどしなかった私が、独り暮らしをしていた時は
・炊事
・掃除
・洗濯
をほぼ完璧にこなしていたという自負があり、友人が家に遊びに来た時も、男女問わず
「こんなキレイな家にしたい！」
「男性でこんなにする人は初めて見た！」
と言われるほどでした。
しかし、実家に戻ると前と比べて家事は手伝うようにはなったものの、独り暮らしの時のことが嘘のようにほとんどしなくなり、部屋も散らかりました。
(恥ずかしながら今も散らかっています。)
これをなぜか？と考えた時に、私の場合は母親という「女性」に甘えているのかもしれない、と思いました。
同棲や結婚の経験がないため、母親ではなくパートナーと暮らすとどうなるかわかりませんが
“家事ができないわけではない、むしろできる能力はある”
にもかかわらず、できていないのが現状である事は確かです。
私には弟がいて、弟は独り暮らしの経験がないため、私以上に家のことをやりません。
父親は10年ほど前に他界しておりますが、生前はほとんど家事をやりませんでした。
もし、母親ではなく父親が健在であれば、家事率のほとんどを私が占める事は確実だったと思われます。
筒井教授は記事中で
「会社での仕事を男らしさと捉える男性がいるように、女性の中にも家事を女らしさと捉える人がいます。もし、男性側が家事を分担したいと思っていても、女性側が家事をすることで自分のアイデンティティを満たしているタイプであれば、効率的な家事分担は難しくなるでしょう。」
とあります。
潜在意識などもあり、難しい問題だと思いますが、例えば女性が1週間外泊をするなど
【家事を男性に全て任せる】
機会を意図的に作り
【家族に女性がいない状態】
を経験したりする機会を増やせば、女性も男性も表面に出ている意識だけではなく
「男性は仕事、女性は家事」
といった潜在意識も変わり、男女ともに働きやすい世の中になるのではないかと考えています。
外泊は一例ですが、外泊先から出勤することは可能だと思います。
社会問題としてもですが、まずはそれぞれの家庭に合った改革が必要ではないかと思います。
2. 公開講座のご案内
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＜対象＞
総就業年数が10年以上で、管理職を目指す女性や、新任の女性管理職等、30名程度
（応募者多数の場合は抽選。「かながわ女性の活躍応援サポーター」企業等にお勤めの方は、抽選時に優先します。）
＜日時＞
2020年2月1日、8日、22日（各回土曜日）
10時から16時
＜会場＞
〒251-0025
神奈川県藤沢市鵠沼石上2-7-1
県合同庁舎 2階
＜アクセス方法＞
ＪＲ藤沢駅、小田急藤沢駅、江ノ島電鉄藤沢駅下車 徒歩10分
http://www.pref.kanagawa.jp/div/0050/index.html
＜ご参加費＞
1,500円（全3回分）
セミナー初日に受付でお支払いください。
欠席される回があっても、返金はできません。
2日目のランチ交流会は、各自、お弁当等を持参いただく予定です。
＜講師＞
株式会社Woomaxパートナー講師
川島 雪子氏
＜参加方法＞
電話または下記の参加申込フォームよりお申込みください。
0466-27-2117
https://shinsei.e-kanagawa.lg.jp/kanagawa/uketsuke/form.do?id=1574915231996
＜詳細＞
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/x2t/kouza_event/w_2019_2.html
編集後記
今「母がやってる家事を私が全て代わるとどうなるか？」
を想像しながら書いていますが、
いきなり習慣を変えるのは相当大きな決意が必要だと感じたため
【1週間くらいの旅行】
を提供するというような荒療治をしようかと考えました。
そうすると
「親孝行」にもなるし「自分の成長」も図れるしWメリットかな？なんて事も思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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